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【エ女王杯】血統診断

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 全盛を誇っていたサンデーサイレンス系が前2年は不発。連対を外している。京都の芝2200メートルは瞬発力だけではこなせず、スタミナも必要なのだろう。

 アヴェンチュラ秋華賞を快勝。父ジャグルポケットは09年勝ち馬クィーンスプマンテを出した。3代母マデリア(仏オークス)はフランスの名牝で、全兄姉にフサイチホウオー共同通信杯)、トールポピーオークス)を持つ母系は質が高い。1ハロンの距離延長は望むところで、直線の長い外回りコースに替わるのもプラス。外国馬を迎え撃つ日本馬のエース格だ。

 連覇を狙ってスノーフェアリーが来日してきた。バランスのとれた中距離スピード血統で、成長力も備えている。今年は未勝利だが、相手が悪かっただけで、力の衰えは心配しなくていい。

 英オークス馬のダンシングレインは、近親にシンコウキングスズカフェニックス(ともに高松宮記念)を持つ日本で馴染みのある母系の出身。ただ、日本の競馬では“重さ”が目立つデインヒル系だけに、決め手勝負になると分が悪そうだ。

 イタリアンレッドは古馬の上がり馬で、重賞3連勝中。ネオユニヴァース産駒としては、牝馬初の大物と言っていい。母は仏GIIIの勝ち馬で、GIの伊オークス2着。配合種牡馬の質も高く、実力は本物だろう。距離、コースとも心配なく、GIでもヒケはとらない。

 フミノイマージンは晩成のマンハッタンカフェ産駒らしく、5歳になって本格化した。母の父は頑強でスタミナのあるディキシーランドバンド。牝馬同士の2200メートル戦ならば、好勝負可能だ。

 レーヴディソールは母が仏GIサンタラリ賞の勝ち馬で、ヴェルメイユ賞2着。久々は大きなハンデだが、距離をこなせる下地は持っている。

 ホエールキャプチャはバランスのとれた中距離配合。古馬相手でも自分の力はきっちり出すタイプだ。3冠牝馬アパパネは、短距離色濃い母系がやはり気掛かり。いかにロスのない競馬ができるかだろう。 (血統取材班)

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