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東京の土曜メインは伝統の長距離戦「第72回ダイヤモンドS」。春の天皇賞に向けて躍進したい面々がそろった。テーオーロイヤルは1勝クラスから3連勝中。V4で重賞初制覇を狙っている。古馬長距離界にニューヒーローが誕生するか。
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昨年4月に未勝利を脱出すると、勢いを駆ってダービーTR青葉賞に参戦した。15番人気の低評価に反発するかのように直線で外から力強く伸び、勝ち馬ワンダフルタウンとわずか0秒1差の4着。早いうちから素質の片鱗(へんりん)を見せつけていた。
5カ月の休養を挟んで秋は自己条件の1勝クラスからリスタートし、順当に2勝クラス、3勝クラスと3連勝。前走の尼崎Sは4番手からメンバー最速となる上がり3ハロン34秒4で突き抜けており、ポテンシャルはGIIIでも通用しそうだ。
1週前追い切りはCWコースで菱田騎手を背に6ハロン87秒7、ラスト1ハロン11秒8をマーク。「順調にきている。晩成タイプなのでまだ緩さはあるが、どんな競馬でもできるところが強み」と横井助手が言えば、「引っ掛かるタイプではないので距離は心配していない」と、菱田騎手は続けた。3400メートルへ一気に距離が延びてもジョッキーは相棒を信頼している。
4連勝で重賞初タイトルを手に春の盾へ。上がり馬のパフォーマンスから目が離せない。(夕刊フジ)
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