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◆脚どり軽やか 〔1〕サトノフェアリー
前走で初戦11着からの鮮やかな変わり身を見せた(1)サトノフェアリーは、美浦坂路で軽めの調整。ディープインパクト産駒らしい軽やかな脚さばきだった。宗像調教師は「ひと息入れた前走は体が増えていい雰囲気だった。今回も同じくらいの体で出せそうだね」と仕上がりの良さを強調。「初戦はフケの影響があったし、ジョッキーも『前走が新馬戦みたいなもの』と言っていた。ただ相手は強いので、胸を借りるつもりで挑みます」と話した。
◆末脚は重賞級 〔2〕イリュミナンス
(2)イリュミナンスは前走のフェアリーSで、デビュー2戦目ながら1番人気に支持された素質馬。道中でスムーズさを欠いて4着に終わったが、ゴール前の脚は重賞級か、それ以上と感じさせた。新コンビを組む福永騎手は今週の追い切りで手綱を取り、「跳びが大きいし、広い東京は合いそう」と好感触を得ており、クラシック出走のために確実に賞金を加算したいところだ。
◆馬体締まった 〔4〕スイートサルサ
(4)スイートサルサは、美浦・南Aコースでキャンターを行った。前走のフェアリーS(5着)は、直線でモタれてスムーズに追えなかっただけに惜しい内容だった。「久々で重め残りだったことも影響したと思う。今回は馬体が締まってきたし、通用すると思うから自己条件ではなく重賞を使うんです」と菊川調教師は強気だ。デビュー3戦とも上がり3ハロン最速をマークしている切れ者が、鮮やかな差し切りを決めるか。
◆陣営は自信満々 〔5〕コレクターアイテム
アルテミスSの勝ち馬(5)コレクターアイテムは、メンバー中唯一の重賞馬で実績は断然だ。1番人気に支持された前走の阪神JFは4着に敗れたが、4コーナーではじかれて外を回されるロスがあったため。世代トップクラスの能力に疑いはない。須貝尚調教師は「けいこよりも競馬に行って前向きになる馬だし、東京なら長くいい脚を使う持ち味が生きる」と自信満々。2歳コースレコードをマークした舞台できっちり今年初戦を制し、春へ弾みをつけたいところだ。
◆休み明け歓迎 〔8〕トロワボヌール
(8)トロワボヌールは、母チューニーが2003年の当レース覇者(この年は中山芝1600メートル)で、母娘制覇がかかる。美浦・南Dコースでの最終調整は落ち着き十分だった。「調教では掛かる面などは見せないけど、競馬場に行くとテンションが上がってしまうからね。その点で休み明けはいいかも。まともに走れば、アルテミスS上位馬とも十分好勝負ができる」と中調教助手は期待を込めた。
◆「能力感じる」 〔15〕ウキヨノカゼ
フェアリーS2着の(15)ウキヨノカゼは菊沢調教師が「デビュー前から能力の高さを感じていた」と大きな期待をかける存在だ。レース前日は美浦・北馬場で軽めの運動を消化。「たまに(気持ちの)スイッチが入ってしまうときがあるけど順調だね。まだ冬毛があって見栄えが良くないから、暖かくなる頃には、さらに良くなっているんじゃないかな。今後に繋がる競馬を期待したいね」とトレーナーはクラシックを見据えている。
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