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【マイルCS】ナミュールが待望のGI初制覇!代打騎乗の藤岡康太騎手で自慢の末脚爆発

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【マイルCS】ナミュールが待望のGI初制覇!代打騎乗の藤岡康太騎手で自慢の末脚爆発

11月19日の京都11Rで行われた第40回マイルチャンピオンシップ(3歳以上オープン、GI、芝1600メートル、定量、16頭立て、1着賞金=1億8000万円)は、藤岡康太騎手の5番人気ナミュール(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)が大外枠スタートから道中は後方2、3番手で脚をためると直線で自慢の末脚が爆発。一気に突き抜けて先頭でゴールに飛び込んだ。8度目の挑戦で待望のGI初制覇、騎乗予定だったライアン・ムーア騎手が京都2Rでの落馬負傷のため、急遽(きゅうきょ)、代打騎乗となった藤岡康太騎手は大仕事を果たした。牝馬による優勝は、1986年タカラスチール、90年パッシングショット、93年シンコウラブリイ、94年ノースフライト、2008年ブルーメンブラット、20・21年グランアレグリアに続く7頭目(8度目)。タイムは1分32秒5(良)。

クビ差の2着にはソウルラッシュ(3番人気)、さらに半馬身差の3着にジャスティンカフェ(7番人気)が入った。なお、1番人気のシュネルマイスターは7着、連覇を狙ったセリフォスは8着に敗れた。

マイルCSを勝ったナミュールは、父ハービンジャー、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は13戦5勝。重賞は22年チューリップ賞(GⅡ)、今年の富士S(GⅡ)に次いで3勝目。高野友和調教師、藤岡康太騎手ともにマイルCSは初勝利。

藤岡康太騎手(1着 ナミュール)「本当に馬がよく頑張ってくれました。急きょの乗り替わりではあったんですけど、これだけの馬ですし、レースは見ていたので。(高野)先生や、前走で騎乗したモレイラ騎手からも話は聞いていたので、いいイメージを持っていました。リラックして道中走れることを意識して乗りました。スタートのタイミングが合わなかったので、気持ちを切り替えて運びましたが道中はいい雰囲気でした。馬の反応がすごく良かったので、コース取りを間違わなければと思っていたんですけど、外に出すときに他馬に迷惑をかけてしまったので、そこは自分のミスです。本当によく頑張ってくれました。これだけの馬を急きょ依頼していただいたので、うれしさよりもプレッシャーがあったのでホッとした気持ちです」


高野友和調教師(同)「ゴールした瞬間は心の底からうれしいという感情でした。その後は涙を出してしまって…。うれしかったです。2歳のときからGⅠで1番人気に推されていた馬ですから。GⅠの勲章をつけてあげないと調教師として〝駄目だぞ〟というのを自分にプレッシャーをかけながら、臨んでいました。(ムーア騎手が)乗れないとJRAさんから聞いたので、空いているジョッキーを選ばないといけないので、オーナーと相談しまして、(藤岡)康太でいこうとなりました。ジョッキーが決まってからは、短い時間でしたけど、細かく打ち合わせはできました。急きょの乗り替わりでしたが、康太騎手もイメージをつかんでくれましたし、過去のレース映像も短い時間でしたけど、しっかりと見てイメージを膨らませてくれました。馬に乗せるときは『お任せです』という状況でした。事前の打ち合わせよりも位置取りが後ろだったのは確かです。競馬は騎手に任せるだけなので、『頼む』という感じで見ていました。4コーナーの位置取りでは厳しいな、と思っていましたが、ジョッキーが追い出しを待っていたので、手応えがすごく残っているのかないう感じでした。一瞬直線は狭くなりましたが、弱いときのナミュールだったら、あそこで閉じられて終わるんですが、逆に跳ね返すぐらいのパワーを見せてくれました。これは好勝負になるなと思っていました。マイルで勝ちましたけども、オークスで3着、エリザベス女王杯でも馬場が悪いなかでも5着と残っているので、距離のレンジはあると思います。馬を整えていければ、どんなレースでも頑張ってくれると思います。(藤岡康騎手には)『良くやってくれた』と。ファンの多い馬だなと感じます。この馬に人生を重ね合わせてくれたり。勇気づけられているという声もいただいています。心の底から応援してくれるファンの皆さんの声を聴くと、馬にプレッシャーをかけるわけじゃないですけど、『頑張って走ってくれと』祈るような思いがありました」

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