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【乗り替わり勝負度チェック!】オークス2023 昨年穴をあけたレーン騎手が今年もテン乗り馬を上位へ!

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【乗り替わり勝負度チェック!】オークス2023 昨年穴をあけたレーン騎手が今年もテン乗り馬を上位へ!


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) それにしても、先週のソダシは惜しかった……。

新良(以下、新) 直線のレーン騎手の手応えを見て「もらった」と思ったんですが、上には上がいましたね。

編 勝ったソングライン自身も、テン乗りで勝利に導いた戸崎圭太騎手も、本当にお見事でした。


新 乗り替わり予想のベストアンサーが別にあっただけに、かなり悔しかったです。素直に負けを認めて、今週に臨みたいと思います。

編 よろしくお願いします。ただ、今週はトップジョッキーがお手馬との継続騎乗で参戦することの多いクラシックの一戦。オークスも有力馬の大半が継続騎乗です。

新 そうなんですよね。オークスは過去10年で乗り替わりが1勝、2着4回。かなり厳しい状況が続いています。でも……。

編 でも?

新 近年は傾向が少し変わりつつあるんですよ。昨年は乗り替わりがワンツーフィニッシュを決めました。たまたま、という可能性もありますが、歓迎材料であることは間違いないでしょう。

編 それは、本企画にとっては追い風と言える傾向ですね。クラシックは継続騎乗が強いという認識を持っているファンは多いと思いますので、ギャップをつきたいところです。

新 それはおっしゃる通りなんですが、今回は乗り替わりのなかでも、ベタな狙い目を選ばせていただきました。

編 ということは、鮫島克駿騎手からレーン騎手に乗り替わる⑨コナコーストですかね?


新 ご名答です(苦笑)。人気はリバティアイランドに次ぐ2番手グループで、はっきり言って妙味はありません。でも、これしかない、というのが正直なところなんです。

編 では、推奨根拠を伺いましょう。

新 まず、鮫島駿騎手のこれまでの騎乗ぶりは、決して悪くありません。2着続きですが、鮫島駿騎手が工夫に工夫を重ねて、着実に歩を進めていきました。桜花賞ではあわやのシーンもありましたからね。

編 しかし、陣営は非情な決断を下しました。

新 鮫島駿騎手は相当悔しいはずですし、レーン騎手もそのことは重々承知の上でしょう。吉田隼騎手から馬を奪うかたちになった、先週のソダシと同じ構図ですよね。レーン騎手は騎乗停止スレスレの強引なプレーで、ソダシをあと一歩の2着までもってきました。

編 今回も似たような心境でしょうし、前任者の気持ちを考えて、結果にこだわる騎乗をしてきそうですね。

新 1着しか見ていないと思います。昨年は10番人気のスタニングローズで2着。当然、その上を狙ってくるでしょう。

編 昨年のオークス以外にも、レーン騎手は東京芝2400mで好走実績がありますよね?


新 レーン騎手はこれまでこのコースで9勝を挙げています。対する鮫島駿騎手は生涯0勝。厳しい言い方になりますが、どんなに同情しても、このコースでどちらが乗ったほうが勝利に近づくかは、火を見るよりも明らかなんです。

編 鮫島駿騎手は悔しい反面、納得せざるを得ない部分もあるかもしれないですね。

新 あると思います。レーン騎手に限らず、外国人ジョッキーはとにかく長距離戦に強い。昨年のオークス以降、外国人騎手が不在だった菊花賞を除き、2400m以上のG1では外国人が必ず連対しています。またしても、という可能性はじゅうぶんにあるでしょうね。

編 リバティアイランドはめちゃくちゃ強いですが……。

新 それはわかっていますが、付け入る隙がまったくないとは思っていません。コナコーストは、成長力が見込めるキタサンブラック産駒で、近年オークスで活躍したデアリングタクトアカイトリノムスメなどと同じように、母父キングカメハメハという血統背景。リバティアイランドの川田騎手には、芝2400mの重賞で22連敗中というマイナスのデータもあります。

編 それを聞くと、逆転の望みがありそうですね。

新 馬券的には“裏目”に期待です。リバティアイランドがあっさり勝つことを想定した馬券だけでなく、逆転も視野に入れた馬券も買うようにしましょう。


★その他の注目乗り替わり★
東京5R ⑦コンクシェルM.デムーロ川田将雅
新潟8R ②ハリウッドヒルズ菅原明良石橋脩
京都9R ⑤ルージュメサージュ横山和生団野大成



【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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