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【TAROの競馬研究室】徐々に馬場が荒れて来た中京芝/日経新春杯展望

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【TAROの競馬研究室】徐々に馬場が荒れて来た中京芝/日経新春杯展望 | コラム | ウマニティ


正月恒例の3日間開催が終了。これが終わるとようやくひと息ついて通常モードに戻った気持ちになる。

シンザン記念は数少ない現3歳世代のディープ産駒ライトクオンタムが差し切り勝ち。デビュー戦は逃げ切りだったが、今回は出遅れたことによりプランBともいえる末脚を生かす作戦。結果的には先を見据える意味でも好内容だった。武豊騎手はこれで重賞350勝とのこと。まさに前人未踏。今年も年明け早々健在ぶりを見られたのは嬉しかった。

さて、シンザン記念が行われた中京芝コースだが、その直前の10レース・新春ステークス(芝1400m)は11頭立てで7→9→10番という外枠決着。直後の最終レース(芝1200m)でも13頭立てで13→7→10番と外からの差しが決まった。中京はこのあと4週目(8日目)まではAコースでの開催が続く。各馬荒れたインを避けるシーンも目立ち始めており、例年通り後半はレースによっては外有利、差し有利の競馬がみられるかもしれない。

その中でも特に差し馬&外枠に警戒したいのが今週末の日経新春杯だ。中京芝2200mは極めてタフな舞台で、中京開催となった直近の2年も外枠&差し勢の活躍が目立っている。2021年は7番人気ショウリュウイクゾが14番枠から勝利、13番人気2着ミスマンマミーアは道中最後方からの追い込み。2022年も勝ったヨーホーレイクは直線鋭く伸びて差し切り、9番人気3着のヤシャマルは初角7番手からしぶとく伸びて来た。

もともと2200mの重賞はコースを問わず馬場が荒れると外枠&差し馬が活躍しやすい。昨年でいえば中山芝2200mのAJCCや、大波乱となった阪神芝2200mのエリザベス女王杯も差し決着だった。今年の日経新春杯も差し馬&外枠に警戒したい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は日経新春杯の注目馬で締めたい。現時点での狙いはコチラ。

サンレイポケット鮫島克駿騎手)

サンレイポケットに注目。8歳になるが前走でも上位勢と差のない競馬をしており、大きな衰えはない。加えて今回は得意の左回り&距離延長が大きなプラス。もともと決め手というよりは長く脚を使えるタイプで、荒れて来た馬場も合いそうだ。2200mは昨年展開不向きの京都記念で3着に差して来て以来約11カ月ぶり。久々の適距離で本領発揮に期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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