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4回東京ならびに土曜日の東京芝のレース結果、近年の天皇賞(秋)の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
明け方の雨が影響して、土曜日の芝コースはやや重発表でスタートした。とはいえ、週中の天候に恵まれたことや、A→Bコースの変更週も重なって、路盤と芝の状態は良好そのもの。内ラチ沿いの芝部分が禿げたように白く見えるが、傷みは表面的なものととらえるべき。事実、5R以降は良馬場に回復。9Rの国立特別(芝1400m・3歳以上1000万下)は、1分19秒台の好タイムで決着している。走りやすいコンディションであることは疑いようがない。
土曜日の結果をみると、枠順における内外の大きな偏りがみられない一方で、好位~中団に位置する差し馬の伸び脚が目を引いた。ただし、外差し有利の馬場というわけではない。むしろ、道中外、直線も外という差し・追い込み馬は、届きそうで届かないケースが目立つ。よって、内~中を巧く立ち回った馬に有利な馬場状態と判断するのが正解だろう。
日曜日の降水確率は10%。雨の心配はしなくてもよさそう。従って、土曜日の傾向を踏襲する可能性は高い。そのうえ、天皇賞(秋)の舞台は、スタート直後に急カーブが待ち受けている東京芝2000m。よほどの能力差や適性差でもない限り、外枠(7~8枠)に入った馬を軸に取るのは得策ではない。内~中枠を引き当てた、決め手上位の馬を優先して狙っていくべきだ。
血統的には、近年の天皇賞(秋)の好走馬を検証すると、父方ではディープインパクトをはじめとするサンデーサイレンス系の主流どころが攻勢。なかでも、スピードとパワーを兼備したノーザンダンサー系種牡馬を母父に配した馬が毎年のように上位を賑わせている。父サンデーサイレンス系以外では、キングマンボ系種牡馬やノーザンダンサー系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬の上位入線が多い。
一方、4回東京開催における芝2000mの結果を振り返ると、父方ではサンデーサイレンス系の主流どころが堅調。ほかでは、キングカメハメハ(直仔種牡馬含む)やノーザンダンサー系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬の健闘も目立つ。2歳戦が多くアテにしづらい面はあるものの、ほぼ例年と同じようなパターンとみていいだろう。
4回東京開催および近年の当レースの傾向を合わせて考えると、サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の配合馬、ならびにキングカメハメハ(直仔種牡馬を含む)を父もしくは母父に配している馬が優位とみるのが効率的。ただし、該当馬が多いため、前走でメンバー上位の末脚(上がり3ハロン上位3頭以内)を繰り出していた馬に絞りたい。
今回の出走馬で、血統面ならびに先述した馬場傾向の要点(枠順など)を満たしているのは、④レイデオロ、⑥マカヒキ。当欄では、この2頭を狙いどころ(連軸候補)として推奨する。
ウマニティ重賞攻略チーム
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