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毎日杯を快勝したダノンシャンティが、史上3頭目となるNHKマイルC→ダービーの“変則2冠”制覇に挑む。松田国調教師は、04年のキングカメハメハで史上初の“変則2冠”を達成した実績の持ち主。毎日杯Vからのローテーションも同じで、シャンティの偉業達成に向けても大きな手応えを感じている。
以前は本道ではなかったNHKマイルC→ダービーのローテーションを定着させたのが、松田国調教師だ。01年クロフネ(NHKマイルC1着→ダービー5着)、02年タニノギムレット(同3着→1着)の挑戦を経て、04年キングカメハメハで“変則2冠”を達成。08年には栗東・昆厩舎のディープスカイも2冠を制覇と、小回りの中山で行われる皐月賞をパスする馬も多くなってきた。その松田国師が今年、送り出すのがダノンシャンティだ。キンカメと同じ毎日杯Vから乗り込む。
「いい形でダービーに行ければいいですね」。控えめに切り出した松田国師だが、手応えは十分にある。「フジキセキの子供は今年、キンシャサノキセキが高松宮記念を勝っているように、短い距離に向く気性。その点でいえば、カメハメハよりもマイルがいいかもしれません。アンカツさんも自信を持って乗れるんじゃないですか」。キンカメの主戦を務めた安藤勝騎手も「(キンカメとは)タイプが違う。(シャンティは)マイルから二千あたりがよさそう」と距離に自信を持つ。
2頭の共通点は、フットワークの大きさ。「器用さがない」シャンティに「ダービーのために何を優先させるか」と松田国師が考えた結果、中山を経験させることはプラスにならないと判断。馬場の広い阪神外回りの芝1800メートルから、ここへの青写真を描いた。
距離は800メートルも違うが、NHKマイルCからダービーへ向かうメリットを、松田国師は「長いバックストレッチを我慢させること」にあると捕らえている。東京芝1600メートルは、スタートから3コーナーまで500メートル以上の直線。そこで行きたがれば末脚を失う。スタンド前発走で、テンションが上がりやすいダービーの向こう正面をクリアするためには、NHKマイルCで我慢を覚えさせることは効果的だ。
シャンティも「道中、いかにしてリラックスして走れるか」を主眼に置いて調整しており、折り合いに不安はない。そして、同じ東京の共同通信杯2着時が上がり3ハロン33秒5、毎日杯が同33秒4の豪脚。その非凡な瞬発力には大物感が漂う。
昨年暮れ、キャリア2戦目のラジオNIKKEI杯2歳Sで3着だった時の4着馬が、後の皐月賞2着ヒルノダムール。しかも、今年に入り“攻め”の調教を課されてきたシャンティは、当時よりも格段にスケールアップしている。松田国師に英才教育を施されてきた素質馬が、ここで勝利を飾ってダービーに向かっても何の不思議もない。(下村静史)
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