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【ドバイ(UAE)27日=渡部陽之助】ドバイ国際諸競走(28日)に出走する日本馬7頭は、メイダン競馬場で最終調整を行った。ドバイシーマクラシック(GI、芝2410メートル)に出走するワンアンドオンリーは、ダートコースでキャンター。現地での前評判は高くはないが、橋口弘調教師はダービー馬の底力を大一番で見せつける構えだ。
午前6時45分すぎ、ワンアンドオンリーがタップザット、エピファネイアと並んでダートコースに入った。キャンターで軽快に1周半。気持ちよさそうに駆け抜けて、最終調整を終えた。
「落ち着いていて、力を発揮できる状態。ダテにダービーを勝っていないからね。ダービー馬の意地と日本ダービーの価値を上げるため、いい結果を残したい」と、橋口弘調教師は力を込めた。
今回、地元紙のガルフニュースは26、27日付とも日本馬を取り上げていない。現地入りしている外国の記者の間でも、名前が知られているのは凱旋門賞に出走したハープスターくらいで、ワンアンドオンリーの注目度は決して高くはない。それでも、指揮官は愛馬の底力を信頼している。
「この血統だから、恩返しをしないとね」
父ハーツクライは2006年にドバイシーマクラシックをV。その子が同じレースで栄光をつかむシーンを思い描いた。
◆放送予定
グリーンチャンネルはドバイ国際諸競走を次の時間に中継する予定。第1部=28日午後10時30分~午後11時15分▽第2部=29日午前0時45分~午前3時。
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