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2歳牝馬NO.1を決める阪神ジュベナイルフィリーズ(8日、阪神、GI、芝1600メートル)の枠順が6日、確定した。「2大巨頭の復活祭!!」5週目は水戸正晴記者が“責任穴予想”を担当。注目を集める〔5〕枠(10)番ハープスターを「太い」と一蹴して、〔1〕枠(2)番のトーセンシルエットで勝負する。血統の底力、レースセンスの良さ、勝負強さからも差はなく、絶好枠から大逆転を狙う。
企画倒れか。そんな声がちらほら聞こえるようになってきた。のんだくれの不良老人2人に任せたのが間違いだと。確かに連敗続きでは反論のしようがない。
しかし、待ってくれ。今週の阪神ジュベナイルフィリーズは、牝馬のそれも2歳戦。他のGIに比べ、波乱の結末になることが多い。高い評価を得ているハープスターは、予定の行動とはいえ3カ月半ぶりの実戦。追い切りの動きからして何か重いような気がしてならない。
人気勢は“絶対”ではない。付け入るスキは十分ある。そう、乾坤一擲の大勝負をお見せしよう。ズバリ、狙いは(2)トーセンシルエットだ。
何より気に入ったのが、底力にあふれた血統だ。父のトーセンダンスは1戦したきりで引退してしまったが、姉兄にGI馬がいる超良血。そして、母系は優秀で、一族にはダイナカール(1983年オークス)、エアグルーヴ(97年天皇賞・秋)などの超一流馬がいる。血の背景からも2歳女王になる資格は十分ある。
レースセンスの良さも魅力だ。6月の東京のデビュー戦は10番人気だったが、好位から堂々とした競馬を見せた。ゴール前で3着馬を競り落とし、外から強襲してきた2着馬を抑えた。前走の京王杯2歳Sも不利な外枠から楽な手応えで先行。一線級の牡馬の中、ただ1頭の牝馬だったが馬群にもひるまず最後まできっちりと伸びて5着を確保した。
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