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10月16日の東京9Rで行われた第18回東京ハイジャンプ(3歳上オープン、JGII、芝3110メートル、10頭立て、1着賞金=4100万円)は、石神深一騎手騎乗の1番人気オジュウチョウサン(牡5歳、美浦・和田正一郎厩舎)が最後の直線でカラ馬にからまれながらもジャンプGI勝ち馬の貫禄をみせつけて重賞3勝目を挙げた。タイムは3分27秒6(良)。
2つ目の障害で落馬したラグジードライブが、逃げたマキオボーラーの外から執拗(しつよう)に馬体をかぶせる形でレースは進む。
道中は3、4番手を進んだオジュウチョウサンは3コーナー過ぎから前をうかがうが、4コーナーで内にいたカラ馬に、外に大きく振られてしまう。すかさず内に進路を切り替えたオジュウチョウサン、直線の最後の障害を飛越すると、横並びの5頭の真ん中から力強く伸びて快勝した。
2着には終始レースを引っ張り、直線は一番外に持ち出して伸びたマキオボーラー(3番人気)が1馬身半差で粘り込み、さらに2馬身離れた3着に道中2番手を進み、最内から伸びたタイセイドリーム(2番人気)が入った。
東京ハイジャンプを勝ったオジュウチョウサンは、父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道平取町・坂東牧場の生産馬で、(株)チョウサンの所有馬。通算成績は16戦6勝(うち障害14戦6勝)。重賞は2016年中山グランドジャンプ・JGI、東京ジャンプステークス・JGIIIに次いで3勝目。東京ハイジャンプは和田正一郎調教師、石神深一騎手ともに初勝利。
◆石神深一騎手(オジュウチョウサン1着) 「道中は2、3番人気の馬を見ながら進めて4コーナーまではスムーズでした。カラ馬にからまれて、『あーっ』と思ったんですが、よく差し切ってくれました。暮れの大障害に向けて、いいレースができたと思います」
◆平沢健治騎手(マキオボーラー2着) 「カラ馬にじゃまをされましたが、勝ち馬の方が大きな不利を受けていましたし、完敗です」
★16日東京9R「東京ハイジャンプ」の着順&払戻金はこちら
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