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12日の東京5R2歳新馬(芝2000メートル)は、松岡正海騎手騎乗の1番人気テスタメント(牡、美浦・小島茂之厩舎)が後方から直線だけで差し切り快勝。タイムは2分1秒9(良)。
ヒラボクレジーナが内から押し出されるような形で先頭に立ち、ハタノカーリッジが2番手を追走。断然人気に推されたテスタメントは最後方からレースを進めた。流れはスローになるが、3~4コーナー中間から軽く仕掛ける馬も出て、徐々にレースが動く。ヒラボクレジーナの粘りは直線半ばまで。好位から抜け出しを図るナスノアオバ、その後ろから伸びてきたナカヤマジョーイなどが前をかわして先頭に立ったが、その外から豪快に末脚を伸ばしたテスタメントが一気に差し切って快勝。良血馬が人気に応えた。1馬身1/4差の2着は4番人気のナカヤマジョーイで、さらに3/4差の3着に8番人気のナスノアオバが入っている。
テスタメントは、父ディープインパクト、母ブラックエンブレム、母の父ウォーエンブレムという血統。母はGI秋華賞の勝ち馬。
松岡騎手は「ゲートが速くないのは聞いていたし、瞬発力があるので、後ろからでも心配はしていませんでした。余裕を持って追い出せたし、この距離で勝ってくれたので、これからが楽しみですね。もっと良くなる馬だし、とにかく順調にいってほしいです」と良血馬の見事な新馬勝ちを高く評価していた。
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