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バーデンバーデンカップ(14日、福島11R、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝1200メートル、1着本賞金2100万円=出走16頭)52キロの軽ハンデで2番人気のマイネルエテルネル(栗・西園正、牡3歳、父タマユズ)が、中団から直線で一気に差し切り、昨年9月の小倉2歳S以来、約10カ月半ぶりの3勝目(9戦)を挙げた。1分10秒5(稍重)。柴田大知騎手は七夕賞のマイネルラクリマに続き、2週連続で福島日曜メーンを制した。2着は同じ西園正都厩舎のハノハノ。1番人気レオアクティブは3着だった。
またまた大知だ、マイネルだ! 前週の七夕賞のマイネルラクリマと同じ勝負服に身を包んだ柴田大知騎手が、今度はマイネルエテルネルでV。2週連続でメーンをジャックし、福島のファンに存在感をアピールした。
「2週連続で勝てればいいね、とは(オーナーと)話していたんです。うれしいですね」
ゴールの直後に思わず左手でガッツポーズ。今年5月のNHKマイルC(マイネルホウオウ)で、デビュー18年目にして悲願の平地GI制覇を果たして号泣した男は、夏もノリノリだ。
中団馬群の中でじっくり脚をため、3コーナー過ぎから進出開始。早め先頭から粘り込みを狙う同じ西園厩舎のハノハノを捕らえ、半馬身差をつけてフィニッシュした。3歳馬が古馬相手のオープンで勝ったのは、今年初めてだ。
「52キロも良かったと思いますが、コントロールしやすくて、いつでも弾ける手応えでした。距離もこれぐらいがいいんでしょうね」
エテルネルは昨夏の小倉で新馬戦と小倉2歳Sを連勝。その後は勝てない日々が続いたが「夏場がいいんだろうね。前走の函館スプリントS(6着)を使って栗東に戻ってきたら、ぐんぐん良くなっていた」と西園正都調教師。次走はハノハノと同様、北九州記念(8月18日、小倉、GIII、芝1200メートル)。柴田大知とエテネルのアツい夏は続く。 (柴田章利)
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