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【札幌記念】ダーク、ジョーダン回避で1強

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【札幌記念】ダーク、ジョーダン回避で1強

 夏の大一番で、カトちゃんが重賞4連勝だ! 19日、中央競馬で夏に行われる最大のレース、札幌記念(GII、芝2000メートル)が札幌競馬場で行われる。8月の重賞で3戦全勝と絶好調の加藤隆宏記者は、〔3〕枠(4)番ダークシャドウ(美浦・堀宣行厩舎、牡5)に自信の◎を打った。昨秋の天皇賞で2着となった力は上位。カトちゃんが手堅く連勝記録を伸ばす。

 ◎ダークシャドウで断然だ。夏の名物GIIで実力の違いを見せつけて、秋のGIシリーズへ弾みをつける。

 最大のライバルと見られていたトーセンジョーダン(昨年の札幌記念、天皇賞・秋の勝ち馬)が、15日に裂蹄を発症。戦線離脱を余儀なくされたため、必然的にダークが突出した存在になった。

 国内では2011年以降、7戦3勝2着4回。連対率100%を誇る。良化途上だった昨春の産経大阪杯ヒルノダムールにハナ差及ばなかったが、続くエプソムC毎日王冠を軽々と制した。天皇賞・秋(芝2000メートル)は、1分56秒台の超ハイスピード決着の激戦を踏ん張って2着。位置取りの差でトーセンジョーダンに敗れたが、ブエナビスタトゥザグローリーなどに先着した。芝の中距離戦線では、日本でトップ3に入る存在といっても過言ではない。

 アウェーの戦いで本来の走りができなかったドバイ遠征(ドバイデューティフリー9着)から4カ月半。気になるのはコンディションだが、心配は皆無だ。帰国後は放牧でリフレッシュし、札幌記念を復帰戦に定め、乗り込みを再開。7月13日に函館競馬場に入厩。ひと追いごとに調子を上げており、力を出せる状態に仕上がっている。

 5歳ながら、キャリアは12戦(5勝)。これだけの成績を残していながらも、まだ良化の余地を残している。GIでも頂点に手が届く逸材だからこそ、米国遠征中の福永祐一騎手が、一時帰国をしてまで手綱を取るのだ。ダークシャドウが豪快な追い込みを決めて、天皇賞・秋(10月28日、東京、GI、芝2000メートル)制覇に王手をかける。

 馬単は(4)(5)、(4)(3)を厚めに(4)(7)、(4)(9)、(4)(12)、(4)(14)。3連単は(4)の1着固定18点で勝負する。(加藤隆宏)

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