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関東の大器が、確かな手応えを抱いて大一番に臨む。3歳牝馬クラシックの第2弾、オークス(20日、東京競馬場、GI、芝2400メートル)で、ミッドサマーフェア(美浦・小島太厩舎、牝3歳)が頂点奪取に挑む。桜花賞は賞金不足で出走できなかったが、オークストライアルのサンケイスポーツ賞フローラSを圧勝。その勢いと秘める能力は、桜花賞組をしのぐといっていい。父は名牝ウオッカと同じタニノギムレットで、オーナーは世界で大活躍しているドバイのモハメド殿下。確かな背景も武器にして、女王の座を射止める。
大物感あふれる逸材が、満を持してGIに駒を進める。トライアルのサンスポ賞フローラSを完勝したミッドサマーフェアが、女王の座をしっかりと見据えている。
「見てごらん。変にカリカリしたところはないし、ドッシリと構えている。いい雰囲気だよ」
15日早朝、茨城県の美浦トレーニングセンターで、愛馬を見守る小島太調教師が目を細めた。追い切りを16日に控え、坂路で4ハロン66秒0と軽めのメニューを消化。控えめな内容ながらも、黒く輝く馬体が繰り出すフットワークは非常に力強く、好仕上がりは明らかだ。調教後に落ち着きたっぷりに歩く姿も、すでに女王の風格が漂う。
前走のフローラSは桜花賞組がいなかったとはいえ、スケールの大きさを感じさせるには十分な内容だった。道中は中団で折り合い、直線で鞍上の右ムチに鋭く反応して瞬く間に先頭へ。1頭になってから気を抜く面を見せたものの、それでいて2着アイスフォーリスに2馬身半差のV。初コンビの蛯名正義騎手も「強い勝ち方だった。折り合いがつくし、最後の脚もいい」と高いポテンシャルを肌でつかんだ。
小島太師は「前走は正攻法の競馬をして強かった。体はもちろん、精神的にもグッとよくなっている。オークスやダービーを勝つような馬は1カ月くらいでグッと変わるし、戦える能力はある」とさらなる上昇をアピール。一気の相手強化も、前走から400メートルの距離延長も、充実著しいミッドサマーフェアならクリアできると信じている。
オークス2勝(1999年ウメノファイバー、2010年アパパネ)を誇る蛯名も「いい意味で(走りに)遊びがあるので、距離延長は大丈夫。桜花賞組との力関係は分からないけれど、自分の馬の力を引き出すだけ」と3勝目にベストを尽くす構えだ。小島太師&蛯名はマンハッタンカフェでGI3勝(2001年菊花賞、有馬記念、02年天皇賞・春)など、大舞台で勝負強さを発揮してきた。そのタッグが自信を持っているだけに、期待は膨らむばかりだ。
07年のダービーなど、GIを7勝した名牝ウオッカと同じタニノギムレットの産駒。父も02年のダービー馬で、東京芝2400メートルは最も力を出せる舞台だ。オーナーは、世界の競馬界に名をとどろかせるドバイのモハメド殿下。GIを勝つにふさわしいバックグラウンドがある。大器ミッドサマーフェアの素質が完全開花。ディープインパクト産駒優勢の前評判を覆して、3歳牝馬の頂点に立ってみせる。 (森田実)
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