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JRAの今年最初のGI、フェブラリーSの追い切りが15日、東西トレセン、船橋競馬場で行われた。昨年の覇者で最優秀ダートホースのトランセンドは坂路で力強い動きを披露。この先にドバイWCを見据えているが、「フェブラリーSに全力投球」と安田隆行調教師は史上初の連覇を狙う。ダート初挑戦となるグランプリボスも坂路の追い切りは好内容。不気味さが漂っている。
王者の進撃を遮るものは何もない。昨年の最優秀ダートホースに輝いたトランセンドが、史上初となるフェブラリーS連覇へ迫力満点のデモンストレーション。万全の仕上がりをアピールした。
急勾配の栗東坂路を力強いストライドで駆け上がっていく。雨で水を含んだウッドチップは負荷がかかるが、520キロを超す“重戦車”の勢いは増すばかり。パワフルにチップを蹴り上げ、首を使いながら一直線に突き抜けて4ハロン54秒0をマークした。タイムは一見、平凡だが、ここ数週間は馬場が重く、3~4秒余計にかかっている。この日に坂路へ入った895頭ではサウンドガガ(牝3)の53秒4に次いで2番目に速いタイム。ラスト1ハロン13秒5とフィニッシュも上々だ。
「馬場コンディションは悪かったが、いい動きだった。当週に坂路で追うのはこの馬のパターンだし、馬もレースとわかっている。本当にいい状態で挑める」と見届けた安田隆調教師が満足そうにうなずけば、騎乗した山下調教助手も「これだけやれたし、十分。力を出せる」とニッコリだ。
昨年12月のジャパンCダートでは不利な大外枠をはねのけて主導権を奪い、2着ワンダーアキュートに2馬身差をつけて完勝。史上初の連覇を決めた。「一昨年より直線に向いても余裕があったし、ハナに立てば安心してみていられる。体には幅が出ていい筋肉がついたし、6歳で脂が乗っている」と安田調教師は充実著しい愛馬に目を細める。昨年はフェブラリーS、南部杯、JCダートとJRAダートGIを完全制覇。「去年はチャレンジャーだったが、今年はチャンピオン。堂々と『かかってこい!』という気持ち。JCダートに続いて連覇をしたい」と偉業達成へ気持ちを込める。
Vゴールの先には大きな目標がある。昨年、ヴィクトワールピサに続く2着で日本馬ワン・ツーを決めた世界最高賞金レース、ドバイワールドC(3月31日、メイダン競馬場、GI、オールウエザー2000メートル)で世界の頂点を獲りにいく。「今はフェブラリーSに全力投球。いい結果を出してドバイへいきたい」とトレーナーは語気を強めた。心身ともにたくましくなった絶対王者が“東京砂”へ出陣だ。ここで止まってはいられない。 (森田実)
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