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『2011 GI馬の夏休み』の第5弾は、3歳マイル王のグランプリボス(栗・矢作、牡)をピックアップする。この春は、NHKマイルCを制した直後に、果敢に英国の3歳マイルGI・セントジェームズパレスSに挑戦。結果は8着と本来の能力を発揮することはできなかったが、海外遠征を経験した効果が、この秋に発揮されそうだ。
6月のロイヤルアスコット開催で日本の競馬ファンに夢を与えたグランプリボスは現在、北海道・苫小牧のノーザンファーム空港牧場で英気を養っている。それほど調教のピッチは上げておらず、秋に向けてジックリと調整されている段階だ。
「さすがに帰国後は疲れがありましたが、もう十分に時間がたちましたからね。もともと秋は急いで使うつもりはなかったので、まだ馬ものんびりしていますよ」
近況を説明する矢作調教師に焦りはない。秋初戦は10月29日のスワンS(京都、GII、芝1400メートル)を予定しており、そこからマイルCS(11月20日、京都、GI、芝1600メートル)、香港マイル(12月11日、香港シャティン、GI、芝1600メートル)に進むのが既定路線。「9月末か10月上旬に栗東に戻ればいいでしょう」と時間的な余裕はたっぷりあるからだ。
この夏の一番の成長ポイントは、海外遠征を経験したことによる精神面だ。「この時期にタフな経験をしたことは大きいですよ。もともと折り合いがカギのタイプだったけど、いまは馬もドッシリしてきた。競馬にいっての不安が解消されたことで、古馬との対戦にも自信が持てる」と矢作師は胸を張る。遠征の結果は残念だったが、しっかりと大きな収穫を持ち帰ったというわけだ。
春の安田記念は、同じ3歳のリアルインパクトが古馬を一蹴してV。リアルと4度対戦してすべて先着しているボスを、すでに国内最強マイラーと呼ぶ声も多い。「安田記念の4キロの斤量差は大きいので、世代が強いとはいえない。ただ、もう国内では負けてはいけない馬だと思っている」。最強の“呼び声”を証明することが、この秋の使命。そして、矢作師はさらに大きな使命も自らに課している。
「もっと大局的にものを考えていきたい。もう自分たちだけの馬ではないと思っているし、いかに種牡馬としての価値を高められるかを考えていきます」
4月に死亡した父サクラバクシンオーの後継馬としての名をさらに高めていくつもり。「すでにマイラーとしての価値はあるので、将来は2000メートルの秋の天皇賞を狙うのが自然でしょう」というプランも描いている。マイル界の主役として迎えるこの秋に、ボスがどんな可能性を示すのか。今から楽しみだ。
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