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JRA現役最年長の柴田善臣騎手(56)=美・フリー=が、30日に57歳の誕生日を迎える。
「若いときは自分がこの年まで騎手として乗っているなんて考えてもいなかった。昔に比べて騎手の寿命が延びたのはいいことだと思う。今でも馬に乗ることが好きだし、競馬することが楽しいよね」と白い歯を見せて口元を緩ませた。
現在は直前輸送で主流になったが、昔は夏の新潟開催になるとトレセンから馬も、騎手も、調教師も大挙して新潟競馬場で滞在するのが当たり前の時代だった。
「昔はみんな新潟に滞在していたね。調教が終わると海へいって泳いだり、釣りをしていた。休みの日には温泉にもよく行ったし、楽しかったよ。今はみんな通いになっちゃったからね」と懐かしそうに振り返る。
誕生日当日のアイビスサマーダッシュは、先週のしらかばS(16着)から連闘のマウンテンムスメで参戦。札幌から函館を経由して27日に新潟入りという強行軍だが、千直でV実績もあり、人気薄でも軽視は禁物だ。
今夏は新潟だけではない。8月5日はサンアップルトンで札幌日経オープンに参戦予定で、8月20日の北九州記念では福島テレビオープンでVに導いたスマートリアンに継続騎乗するために小倉遠征が決まっている。
「若いジョッキーがいる中で、こうやって乗せてもらえるのはありがたいね」とヨシトミ。若手に負けじと〝東奔西走〟するベテランが、今年の夏競馬を熱く盛り上げる。
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