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今週から関東の舞台は中山へ移る。開幕週、26日のメインは大阪杯の前哨戦「第97回中山記念」だ。ここからGIウイナーが始動。中でも昨年の秋華賞を制したスタニングローズに注目したい。実力牡馬を相手にどんなパフォーマンスを披露するか。見逃せない一戦となる。
牡馬を撃破して23年の好スタートを切りたい。昨年の秋華賞馬スタニングローズが始動する。
GIタイトルを射止めて臨んだエリザベス女王杯は好位を進んだが、直線で伸びを欠いて14着。デビュー以来、11戦目にして初めて掲示板を外した。「秋3戦目だったし、馬場も悪くて合わなかった。苦しい競馬になってしまったね」と、高野調教師は振り返る。昨年は前走を除くと5戦4勝・2着1回と安定した走り。たった一度の敗戦でこの馬の評価が下がるわけではない。
中間は栗東TC近くのノーザンファームしがらきへ放牧に出て英気を養い、今月3日に帰厩。15日の1週前追い切りは栗東坂路で吉田隼騎手を背にゴール前追われ、4ハロン54秒2、ラスト1ハロン12秒1をマークした。「時計は目立たないが、リズム良く走れていた」とトレーナー。気配は良好だ。
牡馬の一線級が相手でこれまで以上にタフな戦いになりそうだが、「GIタイトルを獲っているのだからそんなことは言っていられない。いい形で次へ進みたい」と、指揮官は前を向く。中山はフラワーC、紫苑Sで重賞2勝をあげる得意なコース。「実績があるし、開幕週なので天候が悪くてもそんなに馬場が悪くなることはないだろう」と愛馬を信頼している。
GIに直結する戦いで歴戦の猛者を一蹴し、女傑への道を歩みたい。(夕刊フジ)
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2023年8月17日(木) 11:30
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