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【パリ2日=山口大輝】世界最高峰の仏GⅠ凱旋門賞がパリロンシャン競馬場で行われ、日本から4頭が挑戦した。直前に降り出した雨の影響に苦しみ、逃げて見せ場を作ったタイトルホルダーの11着が最先着。ステイフーリッシュ14着、ディープボンド18着、日本ダービー馬ドウデュースは19着だった。勝ったのは2番人気の英国馬アルピニスタで、これでGⅠ6連勝。2着ヴァデニ、3着に昨年の勝ち馬トルカータータッソだった。
日本の悲願は、無情の雨とともに散った。GⅠ3勝の実績を引っさげて臨んだタイトルホルダーは11着に終わった。
「頑張ってくれましたね。直前の雨でしんどくなってしまったと思うんですけど…。海外のこういう場所で乗せていただいて、馬にも人にも感謝しています」
横山和騎手はさばさばとした口調で振り返った。レース直前から降り始めた雨の中、抜群のスタートからすんなりと先頭へ。ブルームの徹底マークを受けながらも、軽快なリズムで進んでいった。勝負の直線。横山和騎手の手応えには余裕があるように映ったが、いざ追い出してから全く伸びない。勝ったアルピニスタに馬なりでかわされると、余力なく馬群に沈んでいった。
「(状態は)いいと思いました。残念ですが、思い切って行った結果なので。力は出し切ったと思います」
悔いを残さぬ言葉とは裏腹に、栗田調教師の表情は非常に険しかった。「ディープインパクトでも負けるのかと思った」と語っていた欧州最高峰の厳しさを、身をもって実感する結果。3000メートル以上の菊花賞、天皇賞・春を圧勝し、宝塚記念をコースレコードで圧勝。スタミナとスピードを兼ね備えたタイトルホルダーでも通用しないのか―。苦い海外GⅠ初挑戦となった指揮官は「別のタイプを連れてくるとかしないと、ちょっとしんどいのかもしれない」と肩を落とした。
しかし、馬が4歳ならジョッキーは29歳で、トレーナーは44歳。まだまだ若いチームには未来がある。この敗戦を糧にして力強く再起するはずだ。
勝ったのは、フランケル産駒のアルピニスタ(英=M・プレスコット、牝5)。どしゃ降りのタフな馬場の中、好位を追走し、直線は絶好の手応えで先頭へ。最後までしぶとく伸びて、後続の追い上げを振り切った。L・モリス騎手(33)=英国=は凱旋門賞初制覇。
同馬は昨年8月に行われたドイツのGⅠベルリン大賞から破竹のGⅠ6連勝での戴冠。5歳牝馬による勝利は、1937年のコリーダ以来、85年ぶり史上2頭目の快挙となった。
■アルピニスタ 父フランケル、母アルビルダ、母の父エルナンド。芦毛の牝5歳。英=マーク・プレスコット厩舎所属。英国産。戦績15戦10勝。重賞は2021年GⅡランカシャーオークス、GⅠベルリン大賞、GⅠオイロパ賞、GⅠバイエルン大賞、22年GⅠサンクルー大賞、GⅠヨークシャーオークスに次いで7勝目。
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