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2月20日の小倉11Rで行われた第56回小倉大賞典(4歳以上オープン、GIII、芝1800メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=4300万円)は、横山和生騎手の1番人気アリーヴォ(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が中団やや後ろめを追走し直線に入ると、外から一気に抜け出して快勝。重賞初制覇を果たすとともに、小倉競馬場での成績を5戦5勝とした。タイムは1分49秒2(稍重)。
1馬身3/4差の2着に好位を追走した3番人気のランブリングアレー、さらにクビ差遅れた3着には最後方から直線で大外を追い込んだ8番人気のカデナが入った。
◆横山和生騎手(1着 アリーヴォ)「いつも勝つときはギリギリに見えますが、見ていて余裕があると感じていました。これだけ離して勝ちましたし、成長していると思います。レースはリズムよくいこうと思っていて、前に康太さんの人気馬がいたのでマークしました。あとは気を抜かせないように気をつけました。色々な形で競馬ができますし、幅広い戦法を取れることが安心感につながっています。ハンデ戦とはいえ勝ち切れましたし、勢いは本物だと思います。このまま無事に成長してくれれば」
◆杉山晴調教師(同)「結果としてこの枠が良かったですね。ゲートも五分に出ていいところを選んで走れました。着差を考えたら今までで一番強い競馬でした。ねじ伏せましたし、力をつけています。素質のある馬を管理させて頂いてオーナーに感謝しています」
小倉大賞典を勝ったアリーヴォは、父ドゥラメンテ、母エスメラルディーナ、母の父Harlan’s Holidayという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は10戦5勝。重賞は初制覇。小倉大賞典は、管理する杉山晴紀調教師、騎乗した横山和生騎手ともに初勝利。
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