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メンバー最多のGI4勝で、史上初のグランプリ4連覇を狙うクロノジェネシスが、有馬記念で引退レースに臨む。管理する斉藤崇史調教師(39)=栗東=が、本紙に独占手記を寄せた。厩舎にGI初勝利をもたらし、今秋は凱旋門賞にも参戦した女王の強さの源を明かした。
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サンスポ読者のみなさん。クロノジェネシスを管理するJRA調教師の斉藤崇史です。今週末は中央競馬の総決算といえる有馬記念。そして、クロノジェネシスのラストランの場になります。
2歳夏から競馬をしてきましたが、デビューからいい馬でしたね。バランスの取れたいい体をしていましたし、形が崩れることなく、成長してきてくれた感じです。いつもまじめに走りますし、条件を問わずに走る。本当に立派です。こういう馬は、なかなかいないと思います。この先の調教師生活で、クロノジェネシスのような馬に、もう一度、出会えるかどうか…。それくらいのレベルの馬だと思っています。
これまでの、どのレースも思い出深いのですが、なかでも一番は昨年の有馬記念。ファン投票第1位で、レースも1番人気。振り返れば、自分のなかにプレッシャーがあったと思うんです。受けて立つ立場で勝ってくれましたし、最も思い出深いレースといえます。
悔しかったのは、今春のドバイシーマクラシック(2着)と前走の凱旋門賞(7着)。ドバイのときは、直線入り口で他馬にぶつけられました。凱旋門賞のときは、レースまでに『もう少しやれることがあったかな』と自分のなかで思う部分があるんです。残念といえば、この2つのレースになります。
3歳夏のノーザンファーム早来での放牧で馬が変われました。体質が強くなったことで、いろいろといい方向に向いたんです。精神的な落ち着きも出ました。カイバを食べる。だから、強い調教をこなせる。全体的に強くなり、パワーアップしたことが大きかった。連絡を取り合えるノーザンファームしがらきとの密な関係性も、クロノジェネシスが強くなった要因と考えています。
自分にとって、クロノジェネシスは大きな存在です。たくさんのいい経験を与えてくれました。調教の仕方を含め、いろいろと勉強をさせてくれました。多くのことを学ばせてもらいました。何といっていいのか言葉が見つかりませんが、単純に特別とはいえない、特別な存在です。
中間の調整は順調ですよ。乗り込めていますし、体が太い感じもしません。現在で体重は492キロほど。海外遠征後のレースになりますが、体は戻っていますし、いつもと大きく変わらないです。トレセンに戻ってから急に良く見せるようになったので、馬自身が気を張って、無理に良く見せているんじゃないかと心配になることもあります。いつも自分で体をつくる馬なので、レースではきっといい走りをしてくれると思います。
ラストランを迎えるにあたり、まずは無事にという気持ち。勝負事なので結果が大事なのですが、走りたいように楽しんで走ってほしいという気持ちが強いです。ファンのみなさま、応援よろしくお願いします。(JRA調教師)
■斉藤崇史(さいとう・たかし) 1982(昭和57)年8月29日生まれ、39歳。神奈川県出身。2008年から栗東・松永幹夫厩舎で厩務員、調教助手として勤務。16年3月に栗東で開業。19年クイーンCでJRA重賞初勝利、同年秋華賞でGI初制覇(ともにクロノジェネシス)。19日現在、JRA通算148勝、重賞はGI5勝を含む10勝。他に交流GI1勝(18年全日本2歳優駿=ノーヴァレンダ)。
★19日のクロノジェネシス…栗東CWコースを滑らかな動きで疾走。リズム重視でラスト1ハロン12秒8(6ハロン89秒3)を計時した。見届けた斉藤崇調教師は「あまり時計が速くなり過ぎないようにという指示で、こちらの思っていた調整ができました。良くなってきましたね。体が軽くなってきました。落ち着きもありますし、この馬らしさが戻ってきましたね」と満足げな表情。グランプリレース4連勝に向け、いいステップで調教メニューを消化できている。
★有馬記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★第66回有馬記念特集ページはこちら
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