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【朝日杯FS】セリフォス、スピード武器に頂点へ

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【朝日杯FS】セリフォス、スピード武器に頂点へ

 2歳馬によるマイル王決定戦「第73回朝日杯フューチュリティS」が19日、阪神競馬場で行われる。デビューから無敗の面々が人気を集めそうで、実績No.1は新潟2歳Sデイリー杯2歳Sと重賞連勝中のセリフォスだ。デビュー4連勝でGI初制覇を決めたい。

 無傷の4連勝で世代の頂点を極めてみせる。セリフォスは重賞2戦でともにメンバー最速の末脚を繰り出し、前々走の新潟2歳Sは内から3ハロン32秒8、前走のデイリー杯2歳Sは外から同33秒4で差し切った。左右の回りを問わず鋭い決め手を発揮でき、完成度の高さをアピールしている。

 「前走後はダメージが残らないようにいったん緩めてからの立ち上げとなるが、放牧へは出さず在厩で調整。順調な仕上がり」と福永助手は目を細める。その言葉を裏づけるように新パートナーのC・デムーロ騎手を背にした1週前追い切りではCWコースで7ハロン98秒0、ラスト1ハロン11秒5の好時計を馬なりでマーク。併走した年長馬2頭をぶっちぎった。「来週に向けていい追い切りができた。力のある馬なので行きたがるところはあるが、それは強い馬の特徴」と欧州のトップジョッキーへ成長したクリスチャンは確かな手応えをつかんでいる。

 キャリアの少ない馬が多い2歳戦で舞台のV経験は大きなアドバンテージだ。「特に乗り難しいタイプではないし、前走と同じコースで同じ距離。GIで多頭数になってもスムーズな競馬はできそう。装鞍所でのイレ込みも前走は前々走ほどではなかったし、精神面の成長もうかがえる」と福永助手は期待を込めて送り出す。06、07年のマイルCSを連覇した父ダイワメジャー譲りのスピードを武器に、2歳マイル王の座へ駆け上がる。(夕刊フジ)

朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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