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【日刊中山金杯】重賞連勝へ!本格化したバイオスパーク

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【日刊中山金杯】重賞連勝へ!本格化したバイオスパーク

 2021年の中央競馬は1月5日、中山と中京でスタートする。東の開幕を飾るのは「第70回中山金杯」。前走の福島記念で重賞初制覇を果たしたバイオスパークが、勢いに乗って重賞連勝を狙う。奥手のオルフェーヴル産駒がさらに飛躍のときを迎える。

 ◇

 初勝利までに9戦を要した叩き上げが、今春から変わった。5月のL都大路Sで2着に食い込むと勇躍、重賞にチャレンジ。函館記念で0秒3差3着といきなりメドを立てると、距離が長めだった京都大賞典は9着と崩れたものの、2000メートルに戻った前走の福島記念を鮮やかに制した。

 浜田調教師が「3~4コーナーは絶望的な位置取りだった」と振り返るインの窮屈なところから抜け出す力強いレースぶりを見せ、自身のJRA全10場重賞制覇を飾った池添騎手は、「折り合いは大丈夫なので仕掛けどころを間違えないようにした。少し窮屈になったが、うまくクリアして直線も伸びてくれた」と勝負根性をほめていた。

 今回、初参戦の中山は正念場でもある。「これまで好走しているのは直線がほぼ平坦の京都、福島、函館で、最後に上り坂があるコースでは勝っていない。中山は条件的にいいとは言えないが、体調はすごくいいし、力をつけているので頑張ってほしいね」とトレーナー。

 有馬記念を2勝して、産駒が軒並み中山を得意にしている父オルフェーヴルの血が本格化したとなれば、中山Gを突破することは十分に可能だろう。その父の背に跨っていたジョッキーとのコンビも絵になっていきそうで、目が離せない’21初戦だ。(夕刊フジ)

★中山金杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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