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東スポ杯2歳Sが23日、東京競馬場で10頭によって争われ、川田騎乗で断然人気のダノンザキッドが好位から抜け出して、新馬戦に次ぐ連勝を飾った。2着には5番人気のタイトルホルダー。
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1番人気のダノンザキッドが、直線で肩ムチを入れた程度で抜け出した。2011年に4着だった父のリベンジを果たし、昨年のコントレイルなど、過去24回の勝ち馬のうち半数の12頭がのちにGIホースとなっている出世レースを制した。
「体が増えていた(プラス24キロ)こと、テンションが高かったことを踏まえて乗りました。前半は力みながらでしたが、よく我慢してくれました」と、初コンビで重賞初勝利に導いた川田騎手は語った。
一昨年のセレクトセール当歳競りで、1億円で落札された素質馬。「調教で時計は出ていましたが、乗り味が素晴らしいというわけではなかったので、どれくらい走れるのかを競馬で楽しみにしていました。こういう勝ち方はしてくれましたが、まだ課題ばかりですし、これからさらに良くなっていくのは間違いないと思います」と鞍上が語れば、安田隆調教師も「完成されていないので、さらなる飛躍を期待したいですね」と新馬、重賞連勝に目を細めた。
次走はホープフルS(12月26日、中山、GI、芝2000メートル)の予定。「これから先、この馬らしく成長をして、その結果、昨年の(勝ち馬)コントレイルのようになってくれることを期待しています」とジョッキーはまとめた。(柴田章利)
■ダノンザキッド 父ジャスタウェイ、母エピックラヴ、母の父ダンシリ。鹿毛の牡2歳。栗東・安田隆行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(株)ダノックス。戦績2戦2勝。獲得賞金4035万円。重賞は初勝利。東スポ杯2歳Sは安田隆行調教師、川田将雅騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+人名愛称」。
★東京スポーツ杯2歳Sの着順&払戻金はこちら
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