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ラジオＮＩＫＫＥＩ賞の関連ニュース
【七夕賞の注目点】サマーシリーズ開幕戦は５年ぶりの“七夕決戦”
©サンケイスポーツ
7月2日(火) 15:13
★５年ぶり６回目“七夕決戦”のサマー２０００シリーズ開幕戦
７日の福島では、サマー２０００シリーズの開幕戦となる七夕賞（ＧⅢ）が実施される。七タ賞が７月７日の七夕当日に実施されるのは２０１９年以来５年ぶり６回目で、２００２年、２０１３年、２０１９年と直近の３回は５歳馬が勝利を挙げている。今年の七夕賞登録馬１６頭のうち、５歳馬はキングズパレス（牡、美浦・戸田博文厩舎）、セイウンプラチナ（牡、美浦・千葉直人厩舎）、ダンテスヴュー（牡、栗東・友道康夫厩舎）、フェーングロッテン（セン、栗東・宮本博厩舎）、ボーンディスウェイ（牡、美浦・牧光二厩舎）、レッドラディエンス（牡、栗東・友道康夫厩舎）、レッドランメルト（牡、美浦・国枝栄厩舎）の７頭だが、今回はどのような結果になるだろうか。なお、セイウンプラチナを管理する千葉直人調教師は今年３月に開業した新人調教師で、今回がＪＲＡ重賞初挑戦となる。
★ＪＲＡ全１０場重賞Ｖがかかるハービンジャー産駒 カレンルシェルブル、グレンガリーの２頭が登録
種牡馬ハービンジャーには、産駒のＪＲＡ全１０場重賞制覇がかかっている。ハービンジャー産駒は福島を除く９場でＪＲＡ重賞通算４１勝を挙げているが、福島では２０１８年七夕賞（ＧⅢ）での２着（マイネルサージュ）が最高成績となっている。今年の七夕賞には、カレンルシェルブル（牡６歳、栗東・安田翔伍厩舎）、グレンガリー（セン９歳、美浦・萩原清厩舎）と２頭のハービンジャー産駒が登録しているが、勝利を挙げることができるだろうか。なお、カレンルシェルブルに騎乗予定の田辺裕信騎手には、先週のラジオＮＩＫＫＥＩ賞（ＧⅢ）に続く２週連続の重賞制覇がかかっている。
【七夕賞】レース展望
©サンケイスポーツ
7月1日(月) 16:50
夏の福島競馬２週目のメインを飾るのは、サマー２０００シリーズの開幕を告げる名物ハンデＧⅢの第６０回七夕賞（７日、芝２０００メートル）。７月７日の七夕開催は、トップハンデ５７・５キロのミッキースワローが勝った２０１９年以来５年ぶりになる。
今年のトップハンデは２頭で、アラタ（美浦・和田勇介厩舎、牡７歳）とフェーングロッテン（栗東・宮本博厩舎、騸５歳）が５８キロを背負う。アラタは７歳になったが、前走の金鯱賞で５着。勝ち馬プログノーシスには離されたが、２着の菊花賞馬ドゥレッツァとは０秒３差で衰えがないところを示した。福島の経験は２回で、そのどちらも同じ２０００メートルの福島記念３着とコース適性も高そう。毎年、夏は北海道で走っていたが、今年は荒れた洋芝を避け、開幕２週目のここを狙ってきた。待望の重賞初制覇を目指す。
フェーングロッテンは２年連続の参戦。昨年１４着以降は成績が上がってこないが、それ以前は当地のラジオＮＩＫＫＥＩ賞勝ちやＧⅡ２着がある実力馬。２月の前走、小倉大賞典５着で復調の兆しは見せている。逃げたときは【１・２・１・０】。かつての先行力が戻ってくれば、チャンスはある。
キングズパレス（美浦・戸田博文厩舎、牡５歳）は３歳時のセントライト記念９着以来、２度目の重賞挑戦となった前走、新潟大賞典でハナ差の２着。４歳以降は特に安定感が増している。初の福島コースでも大いに楽しみ。前走からハンデ１キロ増の５７キロでも期待が高まる。
レッドラディエンス（栗東・友道康夫厩舎、牡５歳）はデビュー戦６着後は、１０戦して【４・５・１・０】と安定。オープン昇級初戦のメトロポリタンＳ（リステッド）でも２着と格負けしない素質を見せた。３走前の日本海Ｓではのちの菊花賞馬で３キロ軽かったドゥレッツァに０秒１差の２着。ハンデ５７キロを背負うが、ローカルのハンデＧⅢなら太刀打ちできる。
リフレーミング（栗東・鮫島一歩厩舎、牡６歳）は当舞台で２戦２勝。オープン昇級初戦だった２走前の福島民報杯では、前残りの展開を大外からごぼう抜きで勝利し、続く新潟大賞典でも５着と健闘した。じわじわと力をつけてきたベテラン６歳が得意舞台で重賞タイトル奪取を見据える。ハンデは５７キロ。
ノッキングポイント（美浦・木村哲也厩舎、牡４歳）は昨夏の新潟記念を制した後、勝利から遠ざかっているが、４歳で老け込むのはまだ早い。日本ダービーで５着に健闘した実力派で、今年のオークスを制した半妹のチェルヴィニアに負けていられない。前走の新潟大賞典（８着）に続いてハンデ５７・５キロを背負うが、夏の重賞を勝った経験があるのは強み。小回りの福島コースにうまく対応できれば侮れない。
カレンルシェルブル（栗東・安田翔伍厩舎、牡６歳）＝５７キロ＝は昨年、福島民報杯を勝ち、福島記念でも３着とこの舞台の実績十分。地元が福島で先週のラジオＮＩＫＫＥＩ賞を勝った田辺裕信騎手、北九州記念を制した安田翔伍調教師という勢いのあるタッグにも注目だ。
他にも、展開の鍵を握る重賞２勝馬バビット（栗東・浜田多実雄厩舎、牡７歳）＝５７キロ、昨秋の福島記念で２着に入ったダンディズム（栗東・野中賢二厩舎、騸８歳）＝５７キロ、厩舎も馬も重賞初挑戦となるセイウンプラチナ（美浦・千葉直人厩舎、牡５歳）＝５５キロ、前走の福島民報杯２着のボーンディスウェイ（美浦・牧光二厩舎、牡５歳）＝５６キロ＝と実力伯仲のメンバーがそろっている。
サマー２０００シリーズは前２年、優勝馬該当なしに終わったが、今年は３年ぶりにシリーズ覇者が誕生するか。初戦から目が離せない。
今年のトップハンデは２頭で、アラタ（美浦・和田勇介厩舎、牡７歳）とフェーングロッテン（栗東・宮本博厩舎、騸５歳）が５８キロを背負う。アラタは７歳になったが、前走の金鯱賞で５着。勝ち馬プログノーシスには離されたが、２着の菊花賞馬ドゥレッツァとは０秒３差で衰えがないところを示した。福島の経験は２回で、そのどちらも同じ２０００メートルの福島記念３着とコース適性も高そう。毎年、夏は北海道で走っていたが、今年は荒れた洋芝を避け、開幕２週目のここを狙ってきた。待望の重賞初制覇を目指す。
フェーングロッテンは２年連続の参戦。昨年１４着以降は成績が上がってこないが、それ以前は当地のラジオＮＩＫＫＥＩ賞勝ちやＧⅡ２着がある実力馬。２月の前走、小倉大賞典５着で復調の兆しは見せている。逃げたときは【１・２・１・０】。かつての先行力が戻ってくれば、チャンスはある。
キングズパレス（美浦・戸田博文厩舎、牡５歳）は３歳時のセントライト記念９着以来、２度目の重賞挑戦となった前走、新潟大賞典でハナ差の２着。４歳以降は特に安定感が増している。初の福島コースでも大いに楽しみ。前走からハンデ１キロ増の５７キロでも期待が高まる。
レッドラディエンス（栗東・友道康夫厩舎、牡５歳）はデビュー戦６着後は、１０戦して【４・５・１・０】と安定。オープン昇級初戦のメトロポリタンＳ（リステッド）でも２着と格負けしない素質を見せた。３走前の日本海Ｓではのちの菊花賞馬で３キロ軽かったドゥレッツァに０秒１差の２着。ハンデ５７キロを背負うが、ローカルのハンデＧⅢなら太刀打ちできる。
リフレーミング（栗東・鮫島一歩厩舎、牡６歳）は当舞台で２戦２勝。オープン昇級初戦だった２走前の福島民報杯では、前残りの展開を大外からごぼう抜きで勝利し、続く新潟大賞典でも５着と健闘した。じわじわと力をつけてきたベテラン６歳が得意舞台で重賞タイトル奪取を見据える。ハンデは５７キロ。
ノッキングポイント（美浦・木村哲也厩舎、牡４歳）は昨夏の新潟記念を制した後、勝利から遠ざかっているが、４歳で老け込むのはまだ早い。日本ダービーで５着に健闘した実力派で、今年のオークスを制した半妹のチェルヴィニアに負けていられない。前走の新潟大賞典（８着）に続いてハンデ５７・５キロを背負うが、夏の重賞を勝った経験があるのは強み。小回りの福島コースにうまく対応できれば侮れない。
カレンルシェルブル（栗東・安田翔伍厩舎、牡６歳）＝５７キロ＝は昨年、福島民報杯を勝ち、福島記念でも３着とこの舞台の実績十分。地元が福島で先週のラジオＮＩＫＫＥＩ賞を勝った田辺裕信騎手、北九州記念を制した安田翔伍調教師という勢いのあるタッグにも注目だ。
他にも、展開の鍵を握る重賞２勝馬バビット（栗東・浜田多実雄厩舎、牡７歳）＝５７キロ、昨秋の福島記念で２着に入ったダンディズム（栗東・野中賢二厩舎、騸８歳）＝５７キロ、厩舎も馬も重賞初挑戦となるセイウンプラチナ（美浦・千葉直人厩舎、牡５歳）＝５５キロ、前走の福島民報杯２着のボーンディスウェイ（美浦・牧光二厩舎、牡５歳）＝５６キロ＝と実力伯仲のメンバーがそろっている。
サマー２０００シリーズは前２年、優勝馬該当なしに終わったが、今年は３年ぶりにシリーズ覇者が誕生するか。初戦から目が離せない。
【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2024】重賞レースおさらい帳 速い流れが生んだ好リズム! オフトレイルが末脚一閃で重賞初制覇
ウマニティ
7月1日(月) 13:00
先々週の宝塚記念をもって上半期が終了し、先週から本格的な夏競馬に突入。
福島では土曜早々に3連単300万円台の配当が飛び出し、私たちが魔境の入り口に足をかけていることを実感させた。
そんな中で行われたメインレース・ラジオNIKKEI賞。
3歳限定のハンデ重賞という極めて珍しい設定な上、天候も微妙、馬場傾向もはっきりしない、集った馬たちの力がかなり接近している……と、難しさの塊のようなレースとなった。
1番人気のサトノシュトラーセでも単勝オッズは5倍台で、最低人気のメイショウヨゾラでも25倍。頭数が控えめだったとはいえ、重賞でここまで人気が接近するのは珍しい。実際メイショウヨゾラが僅差の4着に頑張っているのだから、どの馬も勝つ可能性は秘めていたと考えられる。
だが、レースが動き出す3～4コーナーにおける各馬の挙動は、意外なくらいの適性差を感じさせるものだった。
本質的には短距離寄りのタイプであろうメイショウヨゾラが刻むハイラップと、小回りの福島という舞台。この合わせ技に対応できた馬とそうでない馬とでは、勝負所の手応えに明確な違いがあったのだ。
とりわけ、今回最後方からの追い込みを決めたオフトレイルには、この流れと舞台がこれ以上なくハマった。
気性的にかなり前向きなタイプで、常に折り合い難が付きまとい、左回りでは直線でモタれ、右回りだとコーナーで外に張る等、かなりの難しさを秘めた馬だが、この日はそうした面をほとんど見せていなかった。適度に速い流れが彼の個性にフィットした結果だろう。福島という舞台を熟知した田辺騎手が鞍上だったというのも大きいのではないだろうか。
日本では馴染みのないファー産駒だが、父は中距離もこなすマイラーという印象で、本馬の適性も父に近いイメージ。今後どういった路線を歩むのか分からないが、現状の気性等を踏まえるとマイル路線のほうが安定して走れるように思う。
2、3着も、勝ち馬と同じくマイラー寄りの気質を持った馬たち。2000mの中距離戦ではやや前向きさが過剰と思えるレースを展開していた2頭だった。
2着のシリウスコルトは、短距離的なスピードを秘めるマクフィを父に持つ馬。近走は徹底して2000m戦を使われていたが、本来の適性に近い距離や流れで気持ち良く脚を伸ばした。キャリアのほとんどが小回りコースという経験も活きていたはずだ。
こちらはオフトレイルとは違い、立ち回りの上手さで勝負するタイプなだけに、今後もこうした小回りのマイル前後の舞台で存在感を発揮してきそう。
3着のヤマニンアドホックもシリウスコルトに似たタイプ。
ここ2戦、2000mで結果を残してはいたが、道中で行きたがる面が目立っていた馬だ。
半姉のヤマニンデンファレも1800mで高いパフォーマンスを発揮し、近走は1400mでも新境地を開拓していることから、本馬もこれからマイラー質が高まっていく可能性が高い。
一方、人気を集めながら苦戦を強いられたのは、近走東京コースで好走してきた馬たち。大きく異なる福島のレース質に対応出来なかったということか。
1番人気のサトノシュトラーセ、2番人気のウインマクシマムは共に東京2400mからの転戦で終始流れに乗れていなかったし、サトノシュトラーセに関しては小回りの舞台を乗り切るだけの機動力にも欠けた。
ウインマクシマムは随所に気性の難しさを覗かせており、本質的には逃げに近い戦法が合う馬だと思われる。今回は控える作戦が裏目に出たという印象が強い。
3番人気のショーマンフリートも、不器用なイメージが抜けず、現状では広いコース向き。
デビュー時よりも推進力が上に逃げていくような走りになっているのは気がかりで、このあたりが今後の成長と共にどう変わっていくかが注目される。
いずれも舞台や距離、戦法が変われば巻き返す能力はある馬たちなので、そのタイミングを見逃さないようにしたいところだ。
【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞 村瀬プレイバック＆次は買い】サトノシュトラーセ激流に沈む
©サンケイスポーツ
7月1日(月) 09:11
ラジオＮＩＫＫＥＩ賞の◎サトノシュトラーセは９着。テンのポジション争いに敗れ、後方の外々を追走。激流にもかかわらず向正面で強引にポジションを上げ、末を失ってしまった。同じ小回りで快勝した小倉のあすなろ賞は、前半３ハロン３７秒０―５ハロン６２秒６。今回は３４秒５―５８秒４で、まるで別世界のラップに対応できなかったということか。本質的に９ハロンも短すぎる印象だ。
北九州記念のサーマルウインドは１２着。道悪の鬼との見立てでの◎だったが、馬場読みが外れてしまった。ハンデ５３キロで迷いなしの逃げに出たピューロマジックに素直に拍手を送りたい。（夕刊フジ）
北九州記念のサーマルウインドは１２着。道悪の鬼との見立てでの◎だったが、馬場読みが外れてしまった。ハンデ５３キロで迷いなしの逃げに出たピューロマジックに素直に拍手を送りたい。（夕刊フジ）
【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】オフトレイルが重賞初制覇！ テン乗り田辺裕信騎手と直線で一気にゴボウ抜き
©サンケイスポーツ
7月1日(月) 08:15
ハンデ５６キロの田辺裕信（４０）＝美・フリー＝騎乗の６番人気オフトレイルが、直線大外から一気に伸びて１分４５秒３のコースレコードタイで快勝、重賞初制覇となった。２着はアタマ差でシリウスコルト、３着はヤマニンアドホック。１番人気のサトノシュトラーセはいいところなく９着に敗れた。
◇
瞬時の判断で鮮やかな凱旋（がいせん）Ｖだ。東のローカル開幕重賞は地元・福島県出身の田辺騎手のオフトレイルが４コーナー１１番手から豪快な直線一気。１分４５秒３のコースレコードタイで突き抜けた。
「開幕週の馬場で普通じゃ考えられない勝ち方。指示を守らなくてもいいことはありますね（笑）」
誇らしい優勝インタビューで殊勲の鞍上がニヤリと相好を崩したのも無理はない。レース前、陣営からは「枠順（⑤番）も内寄りだしあまり下げ過ぎない位置で」（吉村調教師）とのオーダー。しかしゲートが決まらなかったことで、腹を据えて直線勝負に切り替えた。
ＪＲＡ重賞４５勝中、実に１８勝を初騎乗でモノにしているテン乗り名人らしい大胆策。地元での重賞４勝目に「ペースも流れていたし（１０００メートル通過５８秒４）、逆に巻き込まれなくて良かったかもしれません。流れ次第でどんな競馬もできそうなタイプ。僕も福島競馬あと３週間、頑張ります」と満足そうに汗を拭った。
ヌレイエフ系ファーを父に持つ英国産で、みちのくでの狙いすましたタイトル取りを決めた吉村調教師は笑顔。プラス１０キロとフィジカル面の成長を示しての快走劇に「ゲートで前掻きをしていたみたいで、出遅れたときはまずいなと思ったんですけどね。体高がない馬ですけど実が入ってきているし、夏を越してもっとよくなると思います。これでひとまず夏休みを入れる予定。秋はマイルから中距離を使っていくことになるかと思います」とさらなる高みをしっかり見据えていた。（内海裕介）
■オフトレイル 父ファー、母ローズトレイル、母の父キングマンボ。鹿毛の牡３歳。栗東・吉村圭司厩舎所属。英国産。馬主はゴドルフィン。戦績７戦３勝。獲得賞金７１５１万７０００円。重賞は初勝利。ラジオＮＩＫＫＥＩ賞は田辺裕信騎手が２０１９年ブレイキングドーンに次いで２勝目、吉村圭司調教師は初勝利。馬名は「道のないところを行く」。
◇
瞬時の判断で鮮やかな凱旋（がいせん）Ｖだ。東のローカル開幕重賞は地元・福島県出身の田辺騎手のオフトレイルが４コーナー１１番手から豪快な直線一気。１分４５秒３のコースレコードタイで突き抜けた。
「開幕週の馬場で普通じゃ考えられない勝ち方。指示を守らなくてもいいことはありますね（笑）」
誇らしい優勝インタビューで殊勲の鞍上がニヤリと相好を崩したのも無理はない。レース前、陣営からは「枠順（⑤番）も内寄りだしあまり下げ過ぎない位置で」（吉村調教師）とのオーダー。しかしゲートが決まらなかったことで、腹を据えて直線勝負に切り替えた。
ＪＲＡ重賞４５勝中、実に１８勝を初騎乗でモノにしているテン乗り名人らしい大胆策。地元での重賞４勝目に「ペースも流れていたし（１０００メートル通過５８秒４）、逆に巻き込まれなくて良かったかもしれません。流れ次第でどんな競馬もできそうなタイプ。僕も福島競馬あと３週間、頑張ります」と満足そうに汗を拭った。
ヌレイエフ系ファーを父に持つ英国産で、みちのくでの狙いすましたタイトル取りを決めた吉村調教師は笑顔。プラス１０キロとフィジカル面の成長を示しての快走劇に「ゲートで前掻きをしていたみたいで、出遅れたときはまずいなと思ったんですけどね。体高がない馬ですけど実が入ってきているし、夏を越してもっとよくなると思います。これでひとまず夏休みを入れる予定。秋はマイルから中距離を使っていくことになるかと思います」とさらなる高みをしっかり見据えていた。（内海裕介）
■オフトレイル 父ファー、母ローズトレイル、母の父キングマンボ。鹿毛の牡３歳。栗東・吉村圭司厩舎所属。英国産。馬主はゴドルフィン。戦績７戦３勝。獲得賞金７１５１万７０００円。重賞は初勝利。ラジオＮＩＫＫＥＩ賞は田辺裕信騎手が２０１９年ブレイキングドーンに次いで２勝目、吉村圭司調教師は初勝利。馬名は「道のないところを行く」。
レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者（JRA）発行のものと照合してください。
馬場：良
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