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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 9 | 牡6 | 58.0 | 藤岡佑介 | 栗 武英智 | 528(-6) | B | 1.35.7 | 38.0 | 11 | 37.5 | ④④ | ||
2 | 4 | 7 | 牡5 | 58.0 | 長岡禎仁 | 栗 杉山晴紀 | 494(-6) | 1.35.9 | 1 1/4 | 13.0 | 5 | 37.2 | ⑧⑧ | ||
3 | 4 | 8 | 牡5 | 58.0 | 武豊 | 栗 武幸四郎 | 490(-9) | 1.35.9 | クビ | 48.2 | 13 | 36.4 | ⑭⑭ | ||
4 | 5 | 10 | 牡7 | 58.0 | 石橋脩 | 栗 西園正都 | 520(0) | B | 1.35.9 | ハナ | 17.1 | 7 | 37.0 | ⑪⑨ | |
5 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 寺島良 | 520(+10) | 1.36.0 | 1/2 | 9.4 | 4 | 37.0 | ⑪⑫ | ||
6 | 7 | 13 | 牡8 | 58.0 | 北村友一 | 栗 安田隆行 | 490(0) | 1.36.5 | 3 | 13.5 | 6 | 36.9 | ⑯⑮ | ||
7 | 2 | 3 | 牡4 | 58.0 | 矢野貴之 | 渡辺和雄 | 486(-8) | 1.36.5 | ハナ | 34.4 | 9 | 37.6 | ⑩⑨ | ||
8 | 7 | 14 | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 美 小手川準 | 484(-3) | 1.36.6 | アタマ | 3.9 | 2 | 38.5 | ②② | ||
9 | 8 | 15 | 牡5 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 斉藤崇史 | 592(+4) | 1.36.6 | アタマ | 36.0 | 10 | 38.7 | ①① | ||
10 | 8 | 16 | 牝5 | 56.0 | R.キング | 栗 佐々木晶 | 464(-2) | 1.36.7 | 3/4 | 41.7 | 12 | 37.0 | ⑮⑮ | ||
11 | 1 | 1 | 牡6 | 58.0 | 西村淳也 | 新子雅司 | 512(+9) | 1.36.7 | クビ | 34.1 | 8 | 38.6 | ②② | ||
12 | 2 | 4 | 牡4 | 58.0 | B.ムルザ | 栗 池添学 | 514(+4) | 1.36.8 | クビ | 5.5 | 3 | 38.5 | ④④ | ||
13 | 6 | 12 | 牝5 | 56.0 | 御神本訓 | 藤原智行 | 484(-3) | 1.37.7 | 5 | 107.0 | 15 | 38.9 | ⑨⑨ | ||
14 | 3 | 5 | 牡4 | 58.0 | C.ルメー | 美 大和田成 | 496(+2) | 1.38.0 | 1 3/4 | 3.2 | 1 | 39.5 | ⑥⑥ | ||
15 | 3 | 6 | 牡8 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 辻野泰之 | 534(-6) | 1.38.3 | 2 | 122.1 | 16 | 39.2 | ⑪⑫ | ||
16 | 1 | 2 | 牡4 | 58.0 | 内田博幸 | 美 田中剛 | 508(+4) | 1.38.4 | 1/2 | 61.3 | 14 | 40.0 | ⑥⑥ |
ラップタイム | 12.0 - 10.8 - 11.1 - 11.7 - 12.3 - 12.5 - 12.4 - 12.9 |
---|---|
前半 | 12.0 - 22.8 - 33.9 - 45.6 - 57.9 |
後半 | 61.8 - 50.1 - 37.8 - 25.3 - 12.9 |
■払戻金
単勝 | 9 | 3,800円 | 11番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 850円 | 8番人気 |
7 | 510円 | 7番人気 | |
8 | 1,030円 | 11番人気 | |
枠連 | 4-5 | 6,140円 | 22番人気 |
馬連 | 7-9 | 27,850円 | 57番人気 |
ワイド | 7-9 | 5,500円 | 49番人気 |
---|---|---|---|
8-9 | 11,050円 | 71番人気 | |
7-8 | 4,820円 | 44番人気 | |
馬単 | 9-7 | 62,030円 | 119番人気 |
3連複 | 7-8-9 | 197,060円 | 282番人気 |
3連単 | 9-7-8 | 1,530,500円 | 1,728番人気 |
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土曜日の東京ダートのレース結果、近年のフェブラリーSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、東京競馬場の雨量計で観測された降水はゼロ。土曜日早朝のJRA測定含水率はゴール前が2.1%、4角は2.0%と乾燥した状態。今開催中に凍結防止剤を2回散布していることも相まって、土曜日のダートコースはやや時計を要するコンディションだった。
フェブラリーSと同舞台のダート1600m戦3鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は、3、1、1番手。この字面だけをとると前主導のように思えるが、4角12番手以下通過馬の2~3着食い込みも3頭を数えるように、後方待機組も相応に頑張っている。
実際、ダート1600m戦3鞍の3着以内馬9頭はいずれも、上がり3Fタイム5位以内でフィニッシュしている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。それゆえ、メンバー上位の上がりを出せる馬が優位と考えるべきだろう。
日曜日の予報は曇のち晴(18日7時の時点)。傾向の急変までは考えづらく、先団勢に的を絞るのであれば、ある程度の上がりでまとめることができそうなタイプや、そうした好走経験のある馬を優先するべき。待機組を狙うのであれば、直線の長いコースで好走歴を持つ馬が頼りになりそうだ。
なお、近年のフェブラリーSは、JRAの左回りダート、かつOPクラスのレースにおいて上がり3Fタイム36秒0未満、かつ1着となった経験を持つ馬の活躍が顕著。過去5年の勝ち馬すべてが、この条件をクリアしている。ラストの脚という面は先述した馬場傾向にも重なることから、今年も条件を満たす馬には、それ相当の評価をすべきだろう。
今回の出走メンバーで、要点(過去実績)をクリアしているのは、⑤オメガギネス、⑩タガノビューティー、⑬レッドルゼル、⑯アルファマム。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨したい。
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出演:スガダイ(予想神) nige(ダートスペシャリスト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われるフェブラリーSの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①イグナイター【B】
園田ダート単走(14日)。長めから時計を出していく意欲的な内容。砂が深いであろう内寄りを力強い脚どりで進み、手前替えもスムーズ。ラストのステッキにもきちんと反応していた。過去の好走時の映像サンプルが少なく、判定するに悩ましいものはあるが、この動きを確認する限り、状態が悪いということはない。
②シャンパンカラー【B】
美浦W単走(14日)。適度な前進気勢を保って走れていたし、フットワークも大きい。鞍上の合図に対しても、きちんと反応していた。もう少し俊敏さがあれば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。約8カ月半の休み明けとなるが、特に大きく割り引く必要はなさそう。それなりに整えてきた印象を持つ。
③ミックファイア【B】
大井ダート単走(14日)。脚さばきは力強く、それなりに完歩も大きい。府中のレースに臨むにあたり、スラッと脚を長く見せる走りができていることも好感。もう少し仕掛けに対する反応に鋭さが欲しいが、精彩を欠いた東京大賞典当時と比べれば、様子は良くなっている。悪くない状態。
④ドゥラエレーデ【A】
栗東坂路単走(14日)。回転鋭いフットワークで、チップを力強く蹴り上げながら登坂する姿は壮快。2走前の中間時に見られた、口向きの悪さが薄れているのも好印象。前半から意欲的に攻めたにもかかわらず、バタッと止まることはなく、ラストも一杯になっていない。好調だろう。高く評価したい。
⑤オメガギネス【A】
美浦W併走(14日)。旺盛な前進気勢を見せつつも、折り合いはついているし、手前替えもスムーズ。体を上手に使って、推進力を感じる走り。四肢のさばきも力強い。乗り手が違うとはいえ、あまりタメを作れず、少しラストの鋭さを欠いた1週前から大きく変化した印象。グンと仕上げが進んだように思える。
⑥カラテ【B】
栗東坂路単走(14日)。頭の位置が高めなのはいつも同じ。気にする必要はない。良い前進気勢を見せているし、トビが高く歩幅も広い。1週前と比べて、フットワークのバランスが良くなっていることも好感。ダート適性の有無はやってみないとわからないが、稽古の雰囲気は決して悪くない。
⑦ガイアフォース【A】
栗東坂路単走(14日)。直線序盤にフォームを若干崩す場面もあったが、許容範囲の類。スピードに乗るにつれ、大きなフットワークに。蹴りに力感があり、ラストの反応と伸びも良かった。前回の中間時と比較して、体幹の安定性が向上している点も好印象。砂適性はさておき、稽古の動きは良く映る。
⑧セキフウ【C】
栗東坂路併走(14日)。直線の中盤あたりまでは整ったフォーム、力強いフットワークで登坂。だが、そのわりにゴール前の勢いがやや足りないような気も。1週前の内容が良かったので、余計にもったいなく感じてしまう。気性的な部分も関係しているのかもしれないが、もう少しネジを締めて欲しかった。
⑨ペプチドナイル【B】
栗東坂路単走(14日)。しまいを軽く伸ばす程度の内容。派手なアクションではないが、身のこなしに硬さはなく、前進気勢もじゅうぶん。フットワークにバネがあり、しっかり地面を叩くこともできている。動きを確認する限り、連戦の疲れや反動はなさそう。良い意味での平行線。
⑩タガノビューティー【C】
栗東坂路併走(14日)。体重のありそうな乗り手を背に、気勢を失うことなく走り抜いた点や、前回の当該週より多少なりともラストの踏ん張りが増したことは良い傾向。ただ、除外となった前年当レースの当該週のほうが、動きは良かったように思える。そのあたりを鑑みると評価は上げづらい。
⑪キングズソード【B】
栗東CW併走(14日)。気合乗り良くコーナーを回り、直線に入ると先導馬に無理なく並びかけて、最後は馬体を併せてゴール。派手な内容ではないが、もともと稽古映えしないタイプだし、師が跨った1週前のもっさりした動きに比べると、かなりピリッとしてきた印象。この1本で仕上げは間に合いそうだ。
⑫スピーディキック【B】
野田ダート単走(12日)。フットワークに力感があり、しっかり地面を叩くことができている。体も上手に使えている印象。昨年6着時とは映像の追い日が違うため(昨年は本番の13日前、今年は本番の6日前)、判断するに難しい面はあるが、確認できる範囲の動きだけを単純比較すると、当時より状態が劣るという感じはない。
⑬レッドルゼル【B】
栗東坂路単走(15日)。折り合い重視の内容。行きたがるところを鞍上がなだめつつ我慢をさせて、最後はジワッと加速してのフィニッシュ。派手さはないが、四肢のさばき自体は力強く、良い意味での前向きさもある。昨年2着時のデキを超えるまでには至らないかもしれないが、少なくとも動きにキレを欠いた昨年秋より状態はいい。
⑭ウィルソンテソーロ【B】
美浦W併走(14日)。1週前と同様に手前変換で不器用な面を見せるも、立て直してからは、この馬らしいパワフルなフットワークに。僚馬と並走時の競る意欲も強い。ラストの反応と伸び、体の使い方も悪くなかった。いい状態をキープしている。
⑮ドンフランキー【C】
栗東P併走(14日)。やや体を持てあまし気味の走りだが、これは巨漢馬ゆえ致し方ない部分はある。ただ、首の位置が高く、鞍上の仕掛けに対する反応も鈍く映るのは気になるところ。今回よりも悪い動きだった、プロキオンSで結果を出しているとはいえ、高評価するには躊躇してしまう内容だった。
⑯アルファマム【B】
栗東坂路単走(14日)。重そうな乗り役を背にした単走だったが、バネのきいたフットワークで活気良く登坂。四肢の運びが軽く、スピード感を感じる走り。最後まで集中力も維持していた。中2週の詰まった間隔でも、疲れやデキ落ちはなさそう。順調と判断してよさそうだ。
◆アルファマム・佐々木師「前走はペースが遅かったことに尽きる。キング騎手とも手が合いそうだし、一発あるんじゃないかな」
◆イグナイター・新子師「状態は今までで一番いい。力がいるダートよりも軽いほうが合う」
◆ウィルソンテソーロ・横田助手「自在性があるのがセールスポイント。府中のマイルにも対応してくれると思う」
◆オメガギネス・大和田師「2走前で東京マイルへの適性の高さが見られた。通用するか不安もありますが、楽しみもあります」
◆ガイアフォース・杉山晴師「ダートとはいえマイルには変わりないのでね。中団から長く脚を使うイメージです」
◆カラテ・辻野師「(調子の)波の大きな馬ではないですし、寒い時期は調子がいいですからね」
◆キングズソード・寺島師「レースセンスがいいのでマイルでも大丈夫だと思う。位置取りは気にせず自分のリズムで運べれば」
◆シャンパンカラー・田中剛師「ダートの1600メートルは一番タフな舞台だが、芝の重馬場でも勝っている。何とかゲートを出てほしい」
◆スピーディキック・藤原智師「本番へ力をためるイメージで調整を終えることができた。カイバも食べている」
◆セキフウ・武幸師「夏に比べると、冬はすごく具合がいい。コースは関係なく、スムーズに運べれば」
◆タガノビューティー・西園正師「前走はペースが遅かったのが響いたが、自分の脚は使っていた。上積みはあるし、巻き返したい」
◆ドゥラエレーデ・池添師「前走は多少疲れがあった中で地力を見せてくれた。活気があるし、体調はいいです」
◆ドンフランキー・斉藤崇師「前走は楽な形ではなかったですが、強い勝ち方でした。力をつけていますし、今回も自分の形で運んでどこまでやれるか」
◆ペプチドナイル・武英師「前回はこの馬にとって一番嫌な形だった。マイルは絶対合うと思うし、メンバー的にも競馬がしやすそう」
◆ミックファイア・渡辺和師「前走よりはいい条件。跳びが軽いので芝からのスタートも合うのでは」
2014年以降(過去10年)の大まかな馬齢別成績は、4歳【4.1.1.19】、5歳【4.4.4.24】、6歳【2.1.3.27】、7歳以上【0.4.2.58】。4~6歳勢が主力を形成している。なお、7歳以上の2着馬4頭は、JRA・G1 2着以内歴または地方の交流G1にて優勝経験があったことで共通する。この条件を満たすベテラン馬には相応の警戒が必要だろう。
(減点対象馬)
⑥カラテ ⑩タガノビューティー
2014年以降の性別成績を検証すると、牡・せん馬【10.10.9.126】、牝馬【0.0.1.12】。出走頭数の違いがあるとはいえ、傾向的に牝馬は連対(2着以内)候補として強調しづらい印象を受ける。
(減点対象馬)
⑫スピーディキック ⑯アルファマム
2014年以降の所属別成績をみると、地方は【0.0.0.9】と苦戦。JRAの東西別では、美浦【4.1.0.21】、栗東【6.9.10.97】となっており、サンプル数の違いを考慮すれば決定的な偏りはない。ただし、美浦勢の好走(3着以内)は、東京のダート重賞で1着経験があった馬に限られる。気にとめておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①イグナイター ②シャンパンカラー ③ミックファイア ⑤オメガギネス ⑫スピーディキック ⑭ウィルソンテソーロ
2014年以降の1~3着馬延べ30頭の前走を距離で分けると、ダート1200m、ダート1400m、ダート1600m、ダート1800m、ダート2000m、ダート2100mの6組に集約される。なお、1200・1400m組で2着連対圏入りを果たした馬たちは、みな東京のダート重賞で勝利経験があった。その点には注意したい。
(減点対象馬)
①イグナイター ②シャンパンカラー ⑥カラテ ⑦ガイアフォース ⑧セキフウ ⑩タガノビューティー ⑮ドンフランキー ⑯アルファマム
2014年以降の3着以内馬延べ30頭のうち、21頭は前走の着順が5着以内。残りの9頭はいずれも、前走から距離短縮で臨んだ馬だった。前走で掲示板を外していた同距離・距離延長組は、疑ってかかったほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
②シャンパンカラー ⑩タガノビューティー ⑯アルファマム
2014年以降の1~2着馬延べ20頭の重賞戦績(グレード競走のみ、NARの地区重賞は含まない)を掘り下げると、1600m以上での重賞1着歴を持つ馬は16頭を数え、例外の4頭にしてもマイル重賞で5着以内の実績があった。重賞で掲示板を確保した経験がない馬や、重賞での5着以内歴が1600m未満の距離に集中している馬は、評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
⑮ドンフランキー ⑯アルファマム
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U指数二桁順位の人気薄の激走も散見されるが、そういった穴馬が複数頭馬券に絡むことはほとんどない。基本的にU指数を信頼できる一戦だ。9年連続4番人気以内が勝利しているので、軸はシンプルに指数、人気ともに上位の馬から選ぶというアプローチで問題ない。加えていうと、指数が100以上になると信頼度が大きくアップする。2022年は101.8で1位のカフェファラオ(2番人気)が、2023年は102.3で1位のレモンポップ(1番人気)が勝利した。
今年は確たる中心が不在の大混戦モードだが、U指数100以上かつ人気をある程度集めることが予想される馬には注目できる。チャンピオンズカップ、東京大賞典とG1で連続3着に来ている1位④ドゥラエレーデ(100.9)、昨年の2着馬で東京コースを得意にしている3位⑬レッドルゼル(100.7)の2頭は、必ず押さえておいたほうがいい。前走東京大賞典2着で、東京ダ1600mは2戦2勝の7位⑭ウィルソンテソーロ(98.3)も、軽視は禁物だろう。
最後に、浦和から2年連続の参戦となる6位⑫スピーディキック(98.9)をピックアップしたい。昨年は強敵相手に6着に奮闘し、それが評価されて高い指数が与えられた。うまく流れに乗れれば、馬券圏内の激走があってもなんら驚けない。
2021~2022年はカフェファラオがレース史上2頭目となる2連覇を達成。同馬はMr. Prospectorへと遡る父系だが、近年は同系統に属する馬が複数頭上位入線するケースが目立ち、レモンポップが勝った翌2023年を含め、2021~2023年は該当馬によるワンツー決着でもあった。
ほか、Storm Catの血を引く馬が目下5連覇中(2019~2023年)、Miswakiの血を引く馬が2020~2022年に3連覇と勢いがあることも気に留めておきたい。とくに「父または母の父がStorm Cat系種牡馬」という馬は歴代の勝ち馬にも多く、2005年メイショウボーラー、2007年サンライズバッカス、2016年モーニン、2020年モズアスコット、2023年レモンポップが該当する。
レッドルゼルは、父ロードカナロア×母フレンチノワール(母の父フレンチデピュティ)。父はMr. Prospectorの直系かつ母の父にStorm Catを配された注目に値する種牡馬といえ、本馬自身も21年4着、22年6着、23年2着と上位争いを続けてきた。一方、同じ母の父となる馬には、17年の勝ち馬であり、リピーターとしても活躍したゴールドドリームが挙げられる。今年で8歳となるベテランだが、持ち時計分は堅実に走れるタイプだろう。
シャンパンカラーは、父ドゥラメンテ×母メモリアルライフ(母の父Reckless Abandon)。昨年の勝ち馬レモンポップとは、父系でKingmambo、母系でStorm Catの血を引く配合が共通し、それらを併せ持つキングカメハメハ系という観点では2着レッドルゼルも引き合いに出しやすい。長期休養明け、しかも初めてのダートがG1となると家賃が高いことは否めないが、芝に限らずダートでも大物が出る同産駒の実績は軽視できないところがある。
キングズソードは、父シニスターミニスター×母キングスベリー(母の父キングヘイロー)。同産駒は15年2着&18年3着とインカンテーションが好走しており、本馬の全兄キングズガードも3度出走してつねに人気以上の着順で入線。また、父系でLassie Dear、母系でRazyanaの血脈を持ち、それらを介してBuckpasserを強調している血統構成は、昨年の勝ち馬レモンポップを意識しやすい。昨年の充実ぶりを鑑みても主役を担える存在だろう。
JRAのG1開幕戦。パワーあふれる古馬たちが、冬の府中でダート最強の座を競い合う。G1昇格3年目の第16回(1999年)は岩手のメイセイオペラが日本競馬史上初めて「地方競馬所属のまま中央G1制覇」を決める感動の勝利。第19回(2002年)は前年の天皇賞(秋)、香港カップを制したアグネスデジタルが勝ち、芝・ダートを問わないオールラウンダーぶりを見せつけた。レース史上初となる2連覇を果たしたのはコパノリッキー(第31~32回、2014~2015年)。第31回は出走馬中最低となる16番人気での勝利、第32回は圧倒的1番人気での勝利という、珍しいかたちでの連覇となった。ほかにも過去の優勝馬欄には、第20回(2003年)のゴールドアリュール、第23回(2006年)のカネヒキリ、第25回(2008年)のヴァーミリアン、第27回(2010年)のエスポワールシチー、第28回(2011年)のトランセンドなど、その時代を代表するダート王たちが名を連ねている。