第174話 「中山記念」
07年 36.6-34.6-36.0 =1.47.2 ±0▼3△15 平坦戦
08年 36.1-35.9-35.3 =1.47.3 ▼1▼7△1 瞬発戦
09年 37.7-36.4-35.1 =1.49.2 ▼2▼7△5 瞬発戦 稍重
10年 36.6-36.9-38.2 =1.51.7 ±0△2±0 消耗戦 不良
11年 36.3-35.2-34.5 =1.46.0 △3▼6△6 瞬発戦
不良馬場だった10年を除くと全てラスト2F目、つまり直線に入って最大加速(▼3~▼7の)が生じるレース展開になっています。
サラブレッドの使える脚は1F以上はあるということからすれば実際のスパートは4コーナーから始まっている訳でやはり中山らしい小回り適性は重要だと思われます。
しかし、いくら小回りといっても古馬GⅡというレース格からすればローカル重賞実績ではちょっと足りない印象(ラストの急坂適性という意味も含めて)
なので中山or阪神内回りコースでの重賞実績馬は有力候補の1頭と考えていいと思います。
(今年の登録馬で連対経験あり:フィフスペトル、フェデラリスト、アクシオン、エイシンアポロン、リアルインパクト、ダイワファルコン)
簡単にいえば「中山記念=格+適性」という方程式が成り立つレースでリピーターが多いというのも納得です。
格を表す目安の一つに前走のクラスがあります。
前走のクラス別の成績は以下の通り。
GⅠ 2-1-0- 4 勝率28.6% 連対率42.9% 複勝率42.9%
GⅡ 0-1-1- 6 勝率 0.0% 連対率12.5% 複勝率25.0%
GⅢ 2-3-3-31 勝率 5.1% 連対率12.8% 複勝率20.5%
OP 1-0-1- 9 勝率 9.1% 連対率 9.1% 複勝率18.2%
以下 0-0-0- 2 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
複勝率を見れば分かる通り前走のクラスと好走率が比例しています。
OPクラスで1勝しているのは不良馬場で若干特殊な条件のレースだった10年の
トーセンクラウン。
3着の1回は07年の
ダンスインザモアで3歳時に中山GⅡ
スプリングSを勝利していて前走のニューイヤーSも勝利していました。
馬券になった頭数は前走GⅢが多いのですがそもそも出走頭数も抜けて多いです。
前走GⅢ組の取捨選択が一つの鍵となると思いますがここからは適性が重要になってくるでしょう。
開幕週ということで基本的には内枠先行有利となってはいますが半分以上は差し追い込み馬が馬券になっているので前固めで決め付けるのは危険かもしれません。
逃げ 1-1-0- 3 勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率 40.0%
先行 2-1-1-11 勝率13.3% 連対率20.0% 複勝率 26.7%
中団 2-0-1-22 勝率 8.0% 連対率 8.0% 複勝率 12.0%
後方 0-3-2-19 勝率 0.0% 連対率12.5% 複勝率 20.8%
マクリ 0-0-1- 0 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率100.0%
今年の登録メンバーを見てみると
トゥザグローリーが人気でしょう。
中山or阪神内回りコースでの連対経験はありませんが
有馬記念3着が2回あります。
小回りコースは2-0-2-2で複勝率は外回りコースよりも高い数字となっています。
馬券にならなかったのは調子落ちで惨敗だった
宝塚記念と3歳時の
ラジオNIKKEI賞。
格的にも適性的にも問題がなく普通に有力だと思います。
課題があるとすれば近走長めの距離を使って来ての一気の距離短縮。
負けた
ラジオNIKKEI賞もダービー後のレースで2400→1800mという距離短縮だったりします。
まぁ、重箱の隅程度と思って下さい。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
フィフスペトル→トゥザグローリー→ダイワファルコン
トゥザグローリーを中山巧者でサンドしてみましたという予想です。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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