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9月10日の中山11Rで行われた第1回紫苑ステークス(3歳オープン、牝馬、GIII、芝・内2000メートル、18頭立て、1着賞金3500万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気ビッシュ(美浦・鹿戸雄一厩舎)が勝ち、2馬身半差2着のヴィブロス(3番人気)、さらに3馬身半差3着のフロンテアクイーン(5番人気)とともに秋華賞(10月16日、京都、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分59秒7(良)。
最内枠のゲッカコウがハナを切り、落ち着いた流れに。馬群が固まってすすむ中、大外枠のビッシュは好スタートを一旦下げて中団の外めにつけてコースロスを最小限にとどめて進む。3コーナー過ぎからビッシュが持ったままで進出して、直線入り口では先頭に並びかける。ラスト1ハロン標の手前で戸崎騎手がゴーサインを出すと、力強く加速したビッシュはあっさりと後続を突き放した。
◆戸崎圭太騎手「追い切りに乗ったときに、すごくいい馬だなという感触だったので自信を持って乗りました。馬のリズムを崩さないように。大外枠なので、馬混みに入ることはないなと。リズム良く行けたし、4コーナーの手応えも十分でした。秋華賞はさらに強い馬が出てきますが、その強い相手でも、こちらもさらに力をつけていると思うので楽しみです」
紫苑Sの勝ち馬ビッシュは、父ディープインパクト、母バランセラ、母の父アカテナンゴという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は窪田康志氏。鹿毛の牝3歳。通算成績は5戦3勝。重賞は初勝利。
★10日中山11R「紫苑ステークス」の着順&払戻金はこちら
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