2022年11月2日(水) 16:40
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2022~
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JBCスプリントは、ダートスプリント路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で第22回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は距離1000m~1400mのスプリント戦で施行されている。
主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズSからの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走したこともあった。
本来は前走で同距離か今回と1F前後の距離を使われている馬のほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状である。2008年にスマートファルコンが、2009年にアドマイヤスバルがともに2着と好走している。近年スプリント路線はレースが充実しているので、それらが出走してくるチャンスはそうないが、前走でスプリント戦に出走している馬よりもマイル~中距離に出走している馬のほうが上という傾向は覚えておきたい。
つまり、このレースは同年の東京盃に出走していた馬よりも、マイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた馬が有力。特に優勝馬が有力で、それらの過去10年の成績は【2・1・1・0】。2013年にエスポワールシチーが1着、2017年にコパノリッキーが2着、2015年にベストウォーリアが3着と、JBCスプリントが1200mで施行された年でも活躍している。
さらに同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【1・1・2・0】。1着の該当馬は、2013年のエルポワールシチー。2着の該当馬は、2016年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2013年のセイクリムズン、2015年のベストウォーリア。
また同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内の馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【2・1・1・0】。1着の該当馬は2013年のエルポワールシチー、2017年のコパノリッキー。2着の該当馬は2016年のベストウォーリア、3着の該当馬も2015年のベストウォーリアである。とにかく前走で南部杯に出走していた馬の活躍が目立つので、該当馬が出走していればそれらを本命候補としたい。
一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【3・1・4・10】と、凡走率が高く、あまり信頼が置けない。特に前半3Fが前半3Fが34秒1より速い年で3角6番手以下を追走して連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着、2021年の3番人気馬リュウノユキナ→5着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ馬券妙味だろう。
しかし、同年のフェブラリーSで5着以内だった同年の東京盃3着以内馬は、ここでも活躍している。前記したように東京盃の前半3Fが34秒1より速い年で3角6番手以下を追走して連対した馬を除けば、過去10年のこのレースでの成績は【2・0・1・0】。1着の該当馬は、2017年のニシケンモノノフ、2021年のレッドルゼル。3着の該当馬は、2019年のコパノキッキングである。
その他、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【1・2・0・0】と連対率100%だ。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。遡れば2010年の優勝馬サマーウインドも前記に該当している。
最後に穴馬を紹介すると、前々走で大井のアフター5スター賞で連対した、前走の東京盃敗退馬だ。このレースは過去10年で地方馬が3度連対しているが、2014年に6番人気で2着と好走したサトノタイガーと2020年に優勝したサブノジュニアが前記に該当している。また遡れば2010年に6番人気で2着と好走したナイキマドリードも前記に該当していることから、南関東のスプリント路線馬は人気以上に手強いと言えるだろう。
その他、スプリント路線よりもレベルが高いマイルチャンピオンシップ南部杯で4着以下に敗れた馬が穴を開けている。過去10年では2021年の南部杯で7着に敗れたサンライズノヴァが5番人気で2着に好走、2012年の南部杯で5着に敗れたスーニも4番人気で3着と好走している。南部杯の敗退馬は、この後、中央の武蔵野Sを使ってチャンピオンズCを目指すことが多く、滅多に出走してこないが、意外と好走しているので要警戒だ。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯で優勝した馬。
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬。
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内馬。
・同年のフェブラリーSで5着以内かつ、同年の東京盃で3着以内の馬。
(前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬を除く)
・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を優勝かつ、前走の東京盃で逃げた馬。
・前走の白山大賞典で優勝した馬。
●穴馬候補
・前々走でアフター5スター賞で連対した、前走東京盃凡退馬。
・前走のマイルチャンピオンシップ南部杯で4着以下だった馬。
●危険な人気馬
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬。 |
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2021年11月1日(月) 11:33
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2021~
閲覧 1,604ビュー コメント 0 ナイス 4
JBCスプリントは、ダートスプリント路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で第21回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。
主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズSからの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走して来たこともあった。
本来は前走で同距離が今回と1F前後の距離を使われている馬のほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状である。2008年にスマートファルコンが、2009年にアドマイヤスバルがともに2着と好走している。近年、スプリント路線はメンバーが充実しているので、それらが出走してくるチャンスはそうないが、前走でスプリント戦に出走している馬よりもマイル~中距離に出走している馬のほうが有力というのを覚えておいて損はない。
つまり、このレースは同年の東京盃に出走していた馬よりも、マイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた馬が有力。特に優勝馬が有力で、それらの過去10年の成績は【1・1・1・0】。2013年にエスポワールシチーが1着、2017年にコパノリッキーが2着、2015年にベストウォーリアが3着と、このレースが1200mで施行された年でも活躍している。
さらに同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬も有力。過去10年の成績は【1・Ⅰ・2・0】。1着の該当馬は、2013年のエルポワールシチー。2着の該当馬は、2016年のベストウォーリア。3着の該当馬は、2013年のセイクリムズン、2015年のベストウォーリア。
また、同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内の馬も有力で、過去10年の成績は【2・1・1・0】。1着の該当馬は2013年のエルポワールシチー、2017年のコパノリッキー。2着着の該当馬は2016年のベストウォーリア、3着の該当馬も2015年のベストウォーリアである。とにかく前走でマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、マイルの実績馬の活躍が目立つので、該当馬が出走していればそれらを中心視したい。
一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【4・1・4・9】と、好凡走が激しく、あまり信頼が置けない。特にレースの前半3Fが前半3Fが34秒1より速い年で3角6番手以内で競馬を進めて連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ馬券妙味だろう。
東京盃の連対馬は苦戦の傾向にあるが、同年のクラスターCの優勝馬で、前走で東京盃かオーバルスプリントに出走した馬は、前走着順に関係なく、ここで活躍している。それらの成績は過去10年で【2・1・1・0】。1着の該当馬は、2012年のタイセイレジェンド、2015年、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2020年のマテラスカイ。3着の該当馬は、2017年のブルドックボスである。
その他、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【1・2・0・0】と連対率100%だ。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。遡れば2010年の優勝馬サマーウインドも前記に該当している。
最後に穴馬を紹介すると、前々走で大井のアフター5スター賞で連対した、前走の東京盃敗退馬だ。このレースは過去10年で地方馬が3度連対しているが、2014年に6番人気で2着と好走したサトノタイガーと2020年に優勝したサブノジュニアが前記に該当している。また、2010年に6番人気で2着と好走したナイキマドリードも前記に該当している。南関東のスプリント路線馬は、人気以上に手強いので一考の余地があるだろう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯で優勝した馬。
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のフェブラリーS4着以内馬。
・同年のマイルチャンピオンシップ南部杯に出走していた、同年のかしわ記念3着以内馬。
・前走で東京盃かオーバルスプリントに出走の、同年のクラスターCの優勝馬。
・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を優勝かつ前走の東京盃で逃げた馬。
・前走の白山大賞典で優勝した馬。
●穴馬候補
・前々走でアフター5スター賞で連対した、前走東京盃凡退馬。
●危険な人気馬
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬。 |
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2020年11月2日(月) 14:36
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2020~
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JBCスプリントは、日本で唯一のダートスプリントのGⅠ競走。このレースは今年で第20回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。
主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズS組からの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走してくることもある。本来は前走で同距離、もしくは1F前後の距離を使われているほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状だ。
またマイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬も、このレースが1200mで施行された年でも活躍している。マイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬のこのレースでの成績は、過去10年で【1・1・1・0】。1400m開催時の2013年にエスポワールシチーが1着、11200m開催時の2017年にコパノリッキーが2着、200m開催時の2015年にベストウォーリアが3着と好走している。
さらに同年の白山大賞典を優勝した馬の参戦は、過去10年ではゼロだが、2008年にスマートファルコン、2009年にアドマイヤスバルともに2着と好走している。出走してくることは稀だが、出走してくれば素直に飛びつけるので、覚えておいて損はない。
一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【5・1・3・8】と、好凡走が激しく、あまり信頼が置けない。特にレースの前半3Fが前半3Fが34秒1より速い年で3コーナー6番手以内で競馬を進めて連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ馬券妙味だろう。
逆に、レースの前半3Fが34秒1以内と前半ペースの速い東京盃で、3コーナー4番手以内から連対した馬のこのレースでの過去10年の成績は、【2・0・1・0】ととても優秀。1着の該当馬は、2010年のサマーウインド、2014年のドリームバレンチノ。3着の該当馬は、2016年のコーリンベリー。これは本命にしていいレベルだ。
他に、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【2・2・0・0】と連対率100%だ。1着の該当馬は2010年のサマーウインド、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。2014年のサトノタイガーは浦和所属馬で6番人気。南関東限定のアフター5スター賞の優勝馬が、東京盃で逃げてここに出走してきてくれた場合には人気薄になる。
最後に穴馬を紹介すると、前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬だ。このレースは過去10年で地方馬は連対は3度連対しているが、そのうち2頭が前記パターンを満たしていた。該当馬は2010年のナイキマドリードと2014年のサトノタイガーで、ともにこのレースでは6番人気で2着と好走していた。穴馬の資格としては十分だろう。また前々走で大井の重賞。アフター5スター賞を連対している共通項もあった。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を優勝かつ前走の東京盃で逃げた馬。
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3コーナー4番手以内から連対した馬。
・前走のマイルチャンピオンシップ南部杯で優勝した馬。
・前走の白山大賞典で優勝した馬
●穴馬候補
・前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬。
(前々走で大井の重賞・アフター5スター賞を使われ、連対していることが共通項)
●危険な人気馬
・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3コーナー6番手以降から連対した馬。
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2019年11月3日(日) 01:00
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2019~
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古馬のダート、唯一のスプリント路線のG1レース「JBCスプリント」。今年も昨年同様に前走でスプリンターズSに出走していた馬も参戦しますが、例年は前哨戦の東京盃組やマイルCS南部杯組が集います。年によっては、JBCクラシックの出走が叶わずに、白山大賞典の優勝馬がここに出走してくる年もあるほど。本来は、前走で同距離、もしくは1F前後の距離を使われているほうが有利なはずですが、同年の白山大賞典やマイルCS南部杯の優勝馬の活躍が目立っています。スプリント路線よりも中距離路線のほうがレベルが高いからでしょう。
前走で白山大賞典を優勝した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【0・1・0・0】。該当馬は2009年のアドマイヤスバルですが、2008年にはスマートファルコンも2着に好走しています。また、前走でマイルCS南部杯を優勝した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【1・1・1・0】。2013年のエスポワールシチーが1着、2015年のベストウォーリアが3着、昨年のコパノリッキーが2着と好走しています。
一方、同年の東京盃で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【7・0・4・4】と、好凡走が激しく、あまり信頼がおけません。特にレースの上がり3Fが37秒以上も要した前半ペースの速い東京盃で、3コーナー6番手以下から差して同レースを連対した馬は、過去10年では百発百中でこのレースで馬群に沈んでいます。
逆に、レースの上がり3Fが37秒以上も要した前半ペースの速い東京盃で、3コーナー5番手以内から連対した馬のこのレースでの過去10年の成績は、【2・0・2・1】となかなか優秀。1着の該当馬は、2010年のサマーウインド、2012年のタイセイレジェンド。3着の該当馬は、2015年のコーリンベリー。2018年のキタサンミカヅキです。
唯一、9着に凡退したのは、2012年のラブミーチャンですが、この馬は東京盃が古馬相手のダートグレードを初制覇したことが影響しているでしょう。つまり、前走の東京盃を3コーナー5番手以内でレースを進めて連対した馬で、それまでの古馬ダートグレード勝ちの実績があれば、ここでの本命候補となります。
また、前々走でダートグレード、もしくは南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走・東京盃を逃げた馬も活躍。このレースでの過去10年の成績は、【2・2・0・0】と連対率100%です。1着の該当馬は2010年のサマーウインド、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイです。浦和のサトノタイガーは6番人気。該当馬が地方だった場合には人気薄になるのもポイントです。
最後に穴馬はというと、前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬です。このレースは過去10年で地方馬は連対は2度ですが、ともに前記パターンを満たしていました。該当馬は2010年のナイキマドリードと2014年のサトノタイガーで、ともに6番人気で、このレースでは2着と好走しています。穴馬の資格としては十分でしょう。また、前々走で大井の重賞。アフター5スター賞を連対している共通項もありました。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前々走でダートグレードで優勝かつ、前走の東京盃で逃げた馬。
・レースの上がり3Fが37秒以上も要した前走の東京盃で、3コーナー5番手以内から連対した馬。
(東京盃が古馬相手のダートグレード初制覇だった馬を除く)
・前走の白山大賞典で優勝した馬
・前走のマイルCS南部杯で優勝した馬。
●穴馬候補
・前走の東京盃で2番手以内でレースを進めて2~6着だった地方馬。
(前々走で大井の重賞・アフター5スター賞を使われ、連対していることが共通項)
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2016年11月2日(水) 14:56
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~JBCスプリント2016~
閲覧 1,004ビュー コメント 0 ナイス 3
古馬ダートのスプリント路線のG1・JBCスプリント。2006年にこのレースが川崎で行われた際には、「JBCマイル」に改称して1600mで行われたことがありました。しかし、今年は2012年度の川崎開催同様に1400mで行われます。JBCスプリントは、マイル以下の距離で行われる唯一のG1レース。当然、スプリント路線馬は、ここが最大の目標となります。
このレースが特に1400mで行われる年というのは、2013年のエスポワールシチーのように、マイル~中距離戦で実績を挙げてきた馬が、マイルチャンピオンシップ南部杯を経由して勝利する場合もあります。過去には、白山大賞典の勝ち馬アドマイヤスバルやスマートファルコンが、JBCクラシックではなく、ここに出走して2着に健闘したことがありました。当然、短距離戦よりも中距離路線の馬の方がレベルが高いですから、南部杯の上位馬や白山大賞典の勝ち馬がここに出走してくれば、警戒が必要でしょう。
しかし、最有力はやはりスプリント路線で活躍していた馬たち。特に前走の東京盃で連対していた馬が、過去10年で【5・2・0・8】と活躍を見せています。5頭の勝ち馬は、2009年・スーニ、2010年・サマーウインド、2010年・スーニ、2012年・タイセイレジェンド、2014年・ドリームバレンチノ。2頭の2着馬は、2013年・ドリームバレンチノ、2015年・ダノンレジェンドです。
一方、4着以下の凡退馬を8頭も出していました。凡退馬を分析すると、内6頭が東京盃が休養明けだった馬。JBCスプリントでは二走ボケを起こすような形で4着以下に敗れています。また、残る2頭は連続好走するのがなかなか難しい牝馬でした。つまり、レースを順調に使われている東京盃連対の牡馬ならば、本命馬として信頼できることになります。
穴馬は、前走の東京盃で前半3F33秒台で逃げた馬とその2番手で競馬をした馬。大井ダ1200mで33秒台のペースはかなり前がきついペースなので、このペースで逃げた馬や2番手で競馬をした馬は、東京盃の着順に関係なく、積極的に狙ってもオーケーでしょう。該当馬は2010年の勝ち馬サマーウインド、2着馬ナイキマドリード、2014年の2着馬サトノタイガー、3着馬タイセイレジェンドです。
2010年の東京盃は、サマーウインドは自ら厳しいペースで逃げて、恐ろしくも押し切ったため、JBCスプリントでは断然の1番人気に支持され、結果JBCスプリントでも圧勝でした。しかし、サマーウインドのペースを追い駆けて2番手のナイキマドリードは4着に失速したため、JBCスプリントでは6番人気でした。
また、2014年の東京盃は、サトノタイガー自身が厳しいペースで逃げて6着まで失速したこともあり、JBCスプリントでは6番人気。サトノタイガーのペースを追い駆けて2番手のタイセイレジェンドは、8着に失速したためJBCスプリントでは5番人気でした。とにかく、JBCスプリントで低評価を覆して3着以内に好走する馬は、まず、オーバーペースの東京盃で1,2番手で競馬をした馬なのです。
2007年の勝ち馬フジノウェーブのように、前走長距離戦を使われたことが人気の盲点となったり、2013年のドリームバレンチノのように初ダートでいきなり通用するパターン以外は、東京盃のペースによって穴馬が製造されていると言っても過言ではないでしょう。
逆に、前半3F33秒台のペースで差して勝った馬というのは、まず、信頼できません。2014年にサトノタイガーのレースメイクで差しきったノーザンリバーは、断然の1番人気に支持されながらも5着に終わりました。こういった速い流れで逃げ、先行すれば押し切れず、展開に恵まれて勝つと二番が利かないメンバー質の低さが、路線変更馬であるドリームバレンチノの一発を許したとも言えます。この年は主役不在の年でした。
また、今年の東京盃も不良馬場で前半3F34秒1-後半3F37秒8とかなり前が厳しい流れでしたので、上位馬の入れ替わり及び、別路線組の好走がありそうです。
●まとめ
・本命候補
前走の東京盃で連対した牡馬。(休養明け2戦目ではないことが条件)
・穴馬候補
前走の東京盃で前半3F33秒台かそれに準ずる前が厳しい流れとなった場合の、1~2番手で競馬をした馬。
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