18日の福島11R第48回福島記念(G3、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4000万円)は、
川須栄彦騎手騎乗の1番人気
ダイワファルコン(牡5、美浦・
上原博之)が4コーナーで先頭に立ち、後続を寄せ付けず快勝。重賞初勝利を飾った。タイムは1分59秒5(稍重)。
荒れ馬場を苦にして外を回る馬も多い中、最内から
キョウエイストームがラチ沿いを逃げる。
ケイアイドウソジンと
ダイワファルコンが2、3番手を進み、2番人気の
ダコールは最後方から。小回りを意識して各馬が早めに仕掛けると、好位の
ダイワファルコンも
ゴーサインが出て、4コーナーでは堂々と先頭に躍り出た。一気に後続を突き放してリードを広げると、激しい2着争いを尻目に力強くフィニッシュ。待望の重賞初勝利を2馬身差の完勝で飾った。写真判定になった2着争いは、わずかに8番人気の
アドマイヤタイシが先着。3着に2番人気の
ダコールが入った。
ダイワファルコンは、父
ジャングルポケット、母
ダイワルージュ、母の父サンデーサイレンスという血統。母は新潟3歳Sの勝ち馬で阪神3歳牝馬Sでも2着に好走した。おじに
ダイワメジャー、おばにも
ダイワスカーレットがいる名門牝系。通算成績は26戦7勝。重賞初勝利。
上原博之調教師、
川須栄彦騎手ともに福島記念は初優勝。
川須騎手は「前の馬が早めにバテましたが、力を信じて追いました。抜け出すとフワッとすると聞いていましたが、しっかり走ってくれましたね。人気馬で重賞を勝てて良かったです」と今年の
小倉大賞典(
エーシンジーライン)に続く自身2度目の重賞勝ちに笑顔を見せていた。
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