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超良血が噂に違わぬ走りを披露した。10日の阪神5R新馬戦(芝・外1600メートル)は9頭によって行われ、父にGI6勝のロードカナロア、母に日米オークスを制したシーザリオを持つサートゥルナーリア(栗・角居、牡)が単勝1・1倍の1番人気に応えて初陣を飾った。
絶好のスタートを切ると、M・デムーロ騎手がなだめて好位のインでしっかりと折り合う。直線入り口で窮屈になる場面もあったが、内にできたスペースに向けて追い出されると、豪快なストライドで一瞬で先頭に。ゴール前は手綱を緩める余裕を見せ、楽々と2着馬に1馬身1/4差をつけた。タイム1分37秒2(良)。
M・デムーロ騎手は「少し行く気を見せたので、折り合いだけ気をつけましたが、馬の後ろにつけたら落ち着きました。最後も余裕があったし、力が全然違いました。距離が延びても問題なさそうです」と将来性を高く評価した。
半兄に菊花賞、ジャパンCとGI2勝を挙げたエピファネイア(父シンボリクリスエス)や、朝日杯FSを制したリオンディーズ(父キングカメハメハ)がいる。次走は未定だが、偉大な一族からまたまた大器が誕生した。 (斉藤弘樹)
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