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【ジャパンC】レースの注目点

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【ジャパンC】レースの注目点

★12連勝中の日本勢、連勝をさらに伸ばすか 外国馬は欧州から2頭が参戦

 今年のジャパンCには、地方馬1頭、外国馬2頭を含む16頭が登録している。12連勝中の日本勢は、史上5頭目の牝馬三冠制覇を達成したアーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)、昨年の覇者シュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、前走の京都大賞典で、久々の勝利を挙げたGI2勝馬サトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)といったGI馬たちに加え、地方・北海道所属のハッピーグリン(牡3歳、田中淳司厩舎)の名前が見られる。

 2005年のアルカセット(英国)以来、13年ぶりの勝利を目指す外国勢は、アイルランドから昨年の愛ダービー馬カプリ(牡4歳、A.オブライエン厩舎)、イギリスからサンダリングブルー(セン5歳、 D.ムニュイジエ厩舎)の2頭が参戦する。今年は国内外のGI馬9頭が出走を予定しているが、38回目を迎えたジャパンCはどのような結果となるだろうか。



★牝馬三冠馬アーモンドアイジェンティルドンナ以来史上2頭目の3歳牝馬Vなるか

 アーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)は、今回が古馬との初対戦となる。同馬は今年、シンザン記念桜花賞オークス秋華賞と4戦4勝で、史上5頭目の牝馬三冠制覇を達成した。アーモンドアイは、今年のジャパンC登録馬では唯一の牝馬だが、並み居る強豪を破って、連勝を伸ばすことができるだろうか。Vなら、2012年の牝馬三冠馬ジェンティルドンナ以来、6年ぶり2頭目の3歳牝馬によるジャパンC制覇となる。

★今年の獲得賞金トップのアーモンドアイ、史上8頭目の年間JRA・GI4勝なるか

 アーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)は、今年、桜花賞オークス秋華賞とGI3勝をマークし、11月20日現在、年間獲得賞金ランキングでトップの4億939万9000円を獲得している。同馬がジャパンCで1着になれば、1着賞金3億円+付加賞が加算され、年間獲得賞金は7億円を超える。3歳牝馬の年間最高獲得賞金記録は、2012年にジェンティルドンナがマークした6億8173万8000円だが、果たして、アーモンドアイは、先輩牝馬三冠馬ジェンティルドンナが持つ記録を更新することができるだろうか。

 なお、アーモンドアイジャパンCを勝てば、JRA・GI年間4勝以上は、昨年のキタサンブラック以来8頭目となる。



★今年のJRA・GI11勝のノーザンファーム、アーモンドアイなど8頭の生産馬が登録

 生産牧場ノーザンファームは、11月20日現在、今年のJRA・GI競走で11勝をマークしている。JRA重賞は43勝を挙げており、自身の持つJRA・GI年間最多勝記録(2017年11勝)、JRA重賞年間最多勝記録(2016年:51勝)を更新することができるか注目される。

 また、11月20日現在、同牧場の今年の勝利数は「590」。自身が昨年打ち立てた年間最多記録(592勝)を上回るペースだが、残りの開催でどこまで記録を伸ばすことができるだろうか。今年のジャパンC登録馬16頭のうち8頭はノーザンファーム生産馬で、牝馬三冠馬アーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄廐舎)、上半期にGIを制したスワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)などが登録馬に名を連ねている。昨年は同牧場生産のシュヴァルグランレイデオロがワンツーフィニッシュを決めたが、今年もジャパンCを制すことができるだろうか。

シュヴァルグランジェンティルドンナ以来、史上2頭目の連覇なるか!

 前年の覇者シュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)が、ジャパンC連覇を目指す。同馬は、昨年の秋初戦となった京都大賞典では3着だったが、続くジャパンCではレイデオロキタサンブラックマカヒキなどのGI馬を破りGI初制覇を遂げた。シュヴァルグランは、秋初戦となった前走の京都大賞典で4着に敗れたが、ジェンティルドンナ(2012・13年)以来、史上2頭目のジャパンC連覇を達成することができるだろうか。

 シュヴァルグランは、昨年のジャパンC制覇後は未勝利で、今年は大阪杯13着、天皇賞・春2着、京都大賞典4着という成績。同馬はこれまで11・12月に8戦3勝、3着4回と好成績を挙げており、昨年もジャパンC1着→有馬記念3着とGIレースで好走しているが、今回はどのような走りを見せてくれるだろうか。Vなら、6歳以上馬のジャパンC制覇は2003年タップダンスシチー(牡6歳)以来、15年ぶり4頭目となる。



サトノダイヤモンド、モレイラ騎手との新コンビで参戦!池江師は初制覇狙う

 2016年の菊花賞有馬記念優勝馬サトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、久々のGI制覇を目指す。同馬は昨年春の阪神大賞典以降、勝ち星から遠ざかっていたが、前走の京都大賞典で約1年半ぶりの勝利を挙げた。今回、サトノダイヤモンドにはJ.モレイラ騎手が騎乗する予定だが、同馬は一昨年の有馬記念以来、約1年11力月ぶりのGI制覇を遂げることができるだろうか。

 また、サトノダイヤモンドを管理する池江泰寿調教師には、ジャパンC初制覇がかかっている。同調教師は、ジャパンCに延べ9頭を出走させているが、2着2回、3着2回とあと一歩のところで勝利を逃している。果たして、池江調教師は延べ10頭目の出走でジャパンC初勝利を挙げることができるだろうか。

 Vなら、同調教師はグレード制が導入された1984年以降3人目のJRA・GI通算20勝となる。なお、池江泰寿調教師&J.モレイラ騎手のコンビは、11月20日現在、JRAで12戦5勝、2着3回(勝率.417、連対率.667)という成績をマークしている。

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