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デビュー4年目の横山琉人騎手(21)=美・相沢=が、ヴィクトリアマイルでGⅠ初騎乗を果たす。父はJ・GⅠ3勝と障害レースで大活躍した横山義行元騎手で、父よりも早くひのき舞台に立つ。コンビを組むフィールシンパシーとは19戦中17戦に騎乗して全4勝をマークしている。
◇
幼い頃から父の背中を追いかけてきた。小学3年で騎手を志した横山琉騎手が、ようやくGⅠで騎乗する。
「まだ重賞勝ちがない僕を、GⅠレースに乗せて頂けるのはオーナーをはじめ厩舎関係者の方々に感謝していますし、思い入れがあるフィールシンパシーでGⅠレースに乗れるのはうれしいです」。デビュー年の11月の新馬戦から騎乗と、キャリアの大部分をともに歩んできただけに感慨もひとしおだろう。
昨年のターコイズS、前走の福島牝馬Sはともに2着で重賞Vに、あと一歩届かなかった。
「前走は抜け出して〝勝った〟と思ったのですが、結果が2着で悔しかった。でも、レース内容は悪くなく、この馬の競馬はできました。今回はGⅠで相手は強くなりますが、能力を最大限に引き出して、悔いが残らないレースをしたいです」
敗戦を糧に、大きな花を咲かせられるか。馬名の通りパートナーと心を寄せ合い、初めての大舞台に挑む。
(片岡良典)
■横山 琉人(よこやま・りゅうと) 2003(平成15)年1月8日生まれ、21歳。茨城県出身。21年3月に美浦・相沢郁厩舎からデビュー。JRA通算1385戦69勝(9日現在)。160センチ、44・9キロ。17年に引退した横山義行元騎手の次男。父はJRA通算242勝(うち障害119勝)で、重賞は11勝(J・GⅠは07年中山大障害など3勝)。
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