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ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ウォーターリヒト】
今年の牡馬クラシックは難しい。皆様もそう予感してはいないだろうか?
筆者が競馬を観始めた頃と異なり、本番までにフレッシュさを維持するというのが今の主流。世代の核となり得る馬がトライアルをスキップして本番直行というのは普通になってきたし、トライアルにおいて有力馬同士がバチバチに激突するというシーンも少なくなってきたように思える。それゆえに、力関係の比較が異様に難しさを増しているのだ。2歳の時点で確かな実績を残したジャンタルマンタルやシンエンペラーが今年の初戦を落とし、京成杯、シンザン記念、きさらぎ賞、共同通信杯、弥生賞と、次から次へと新たな有力候補が現れている。皐月賞の予想時には思考がショートする未来がなんとなく見えているようで恐ろしい。
そんな中で、今回取り上げるウォーターリヒトのように数多くレースを使う馬の存在は貴重だ。
シンザン記念、きさらぎ賞の両レースで大きな見せ場を作った本馬が、このスプリングSにおいてどんな走りを見せるのか。これは皐月賞に向けて大きな手がかりとなる。本馬自身も、伏兵だったこれまでとは異なり、主役の1頭としてレースを迎えることになるが、再度の好走は可能なのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。
まず指数面だが、好メンバーが集った重賞で連続好走しているだけあって、ここ2戦の数字は優秀。登録馬の中ではジューンテイクが本馬に近い数字を刻んでいるが、その他の馬とは結構な差がある。条件戦で高めの指数を記録したメイショウタバルやルカランフィースト、リステッドや重賞を経験しているブエナオンダやコスモブッドレア、チャンネルトンネルあたりがどれだけ数字を伸ばしてくるかだが、数字そのままに走ることができれば本馬の好走確率は高そうだ。
しかし、そんな馬がなぜシンザン記念では単勝オッズ200倍以上を付けていたのか。
それは、新馬~未勝利脱出までに刻んでいた指数があまりにも平凡だったからだろう。筆者もシンザン記念において”気になる部分”はあったものの、最終的には無印にした。多少パフォーマンスが上がる可能性があっても、重賞通用級まで跳ね上がるとは思えなかったからだ。後方から追い上げてきた時は、リアルに頭を抱えた。
その”気になる部分”というのは血統とレースぶりだった。
本馬の2代母マチカネハヤテは、母として非常に堅実な成績を残しているが、産駒の多くは前向きさを内に秘め、差し競馬で力を出す短距離馬だった。
本馬の母ウォーターピオニーも正にそんなタイプで、ダートの1400mを主戦場とし、末脚を生かす競馬をしていた馬。母系の短距離適性はかなり高そうだったし、本馬自身も脚質のイメージ以上に前向きな走りを見せていた。2000mではパフォーマンスが上がらなかったが、距離を短くした上で差し・追い込みに構える戦法に出たというのが大正解だったのだ。
加えて、本馬の父はドレフォン。芝馬も出すものの、それ以上にダート馬を出すパワー型の種牡馬だが、前開催の京都芝レースではこうしたダート的な血統背景を持つ馬の好走が非常に目立っていた。ここ2走で本馬が指数を跳ね上げたのは、馬自身の急成長ももちろんあるが、それ以上に京都の芝傾向がフィットしていたこと、距離を短くしたこと、末脚を生かす競馬に転換したことが上手く作用したものだと考えている。
現在の中山芝コースは天候の影響もあって日々傾向が違う状態。しかし、かなり大きな芝の塊が跳ね上げられるシーンが目立ち、物凄く軽い馬場という印象は受けないだけに、本馬の持つパワー型の血統が再度存在感を発揮しても不思議ではないだろう。序盤にじっくり構えさえすれば1800mでも伸びが鈍らないことは前走で証明済みだし、近走と同等の走りを期待するのは十分にアリだと思う。
調教面においてはそれほど目立つ部分はないが、それはデビュー時から一貫して変わらず。こうした地味な面も、なかなか人気が上がらなかった一因だろう。
それでもコースと坂路でしっかりと乗り込まれ、時計の出方は前走までと大きく変わっていない。少なくとも体調が悪いという印象はなく、仕上がり具合に問題はないと思われる。
本馬の走り次第で、シンザン記念の覇者ノーブルロジャーと、きさらぎ賞の覇者ビザンチンドリームの評価は大きく揺れ動く。本馬自身もここで強い勝ち方を見せれば有力候補の一角にのし上がってくるだけに、伏兵の皮を脱ぎ、強者の競馬ができるかどうか。いろいろな意味で注目必須な一戦だ。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
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