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【日本ダービー】シックスペンス 新コンビの川田騎手を背に軽快な動き「ポテンシャルの高さを感じる」

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【日本ダービー】シックスペンス 新コンビの川田騎手を背に軽快な動き「ポテンシャルの高さを感じる」

日本ダービーの追い切りが22日、東西トレセンで行われた。スプリングS以来となる3戦3勝のシックスペンスは、美浦坂路で軽快なフットワークを披露。騎乗した新コンビの川田騎手は、好感触を口にした。



間隔があいた影響をまるで感じさせない。スプリングSから2カ月半ぶりとなるシックスペンスは、美浦坂路の3頭併せで最先着。手綱を取った新コンビの川田騎手も納得の動きだった。

「精神的にとても穏やかで、いい雰囲気できょうまでを迎えられたと思います。ポテンシャルの高さを感じます。いい動きをしてくれましたし、そこにポテンシャルを感じます」


ダノンストラーダロジゴールデン(ともに未勝利)の半馬身ほど後ろを進む。スムーズな加速から残り200メートルで抜け出すと馬なりで2頭を置き去りに。弾むような脚取りで余力たっぷりに1馬身差をつけて、4ハロン52秒2-12秒1をマークした。

派手さはなかったが、2週前、1週前追いでWコースの自己ベストを叩きだすなど、質量とも十分に乗り込んできた。抜群の切れ味に磨きをかけ、馬体の緩みもなくきっちり仕上がった。

国枝調教師は「(川田騎手は)準備の段階からうまくコンタクトを取ってくれて、いいアクションで動いてましたね。(間隔はあいたが)崩れることなく、体も仕上がって、成長もしている」と状態面に胸を張る。

現役最多タイのGⅠ22勝を誇る国枝調教師だが、クラシック3冠の勝利はない。優勝請負人として手綱を託された川田騎手は「ありがたかったですね。いい馬を依頼していただきました。定年まで残りわずかの国枝先生に、国枝厩舎に、ダービーの称号を届けたいなという思いです。そのために僕ができる精いっぱいの仕事をしたい」と決意を口にした。

4戦無敗での戴冠なるか。ホースマンの夢、国枝調教師の思いを背負って川田&シックスペンスが競馬の祭典で頂点を極める。(片岡良典)



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