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23年を締めくくるグランプリ「第68回有馬記念」が24日、中山競馬場で行われる。ファン投票1位のイクイノックスは引退し、同2位のリバティアイランドは休養に入っているが、今年のGIレースを彩った豪華メンバーが集結。春の天皇賞馬ジャスティンパレスはファン投票3位で出走馬中の最上位。2度目のGI制覇を果たせるか。
充実した1年を最高の形で締めくくる。23年のジャスティンパレスは始動戦の阪神大賞典をV。続く、新装の京都競馬場で行われた天皇賞・春では2着ディープボンドに2馬身半差をつける快勝でGIウイナーに輝いた。そして、サマーグランプリの宝塚記念、天皇賞・秋では世界ナンバーワンホース・イクイノックスの3、2着と地力の高さをアピールした。
「前走であそこから差す競馬ができたし、改めて力をつけているなと思った」
杉山晴調教師が振り返る。これまでは好位から脚を伸ばすスタイルだったが、天皇賞・秋ではスタートが悪く後方からの競馬になったことで、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒7で伸びて〝世界レコード〟の2着。脚質の幅を広げてみせた。
1週前追い切りは栗東に横山武騎手が駆けつけ、CWコースでマチカゼ(3歳2勝クラス)と併せ馬。1馬身追走から直線で外から並びかけて3馬身突き放した。6ハロン80秒3、ラスト1ハロン11秒8をマークし、「合格点を与えていい内容。前走は直線だけの競馬だったし、疲れもなく、いい状態で送り出せる」と、トレーナーはうなずく。
菊花賞3着から臨んだ昨年は7番人気で7着に終わったが、今年は主役として舞台に立つ。「2500メートルに距離が延びるのは歓迎材料。ただ、東京から広くない中山に替わるのでスタートがポイント。宝塚記念のように五分のスタートを切れれば」と、指揮官は表情を引き締める。勝って現役最強を宣言したい。(夕刊フジ)
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