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香港国際競走7レースが12月10日、シャティン競馬場で行われた。
香港マイル(GⅠ、3歳以上、芝1600メートル、定量、14頭立て、1着賞金1792万香港ドル=3億4048万円=1香港ドル19円のレートで換算)は、チャクイウ・ホー騎手の1番人気ゴールデンシックスティ(セン8歳、香港=K・ルイ厩舎)が優勝。勝負どころで好位まで上がって直線で力強く抜け出すと後続を突き放し、GⅠ4連勝で昨年クビ差2着の雪辱を果たした。1分34秒10(良)。
日本から参戦したナミュール(牝4歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)は3着、ソウルラッシュ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)は4着、セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎、父ダイワメジャー)は7着、ディヴィーナ(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)は11着、ダノンザキッド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ジャスタウェイ)は12着だった。
ゴールデンシックスティは、父メダーリアドーロ、母ガウデアムス、母の父デョストーティドヒューマーという血統。オーストラリアの生産馬。K・ルイ厩舎。馬主はスタンレー・チャン氏。成績は30戦26勝(うちGⅠ10勝)。
◆ウィリアム・ビュイック騎手(3着 ナミュール)「素晴らしい走りでした。12枠という決して理想ではない枠からのスタートでしたが、今日の末脚も素晴らしかったです。道中の位置どりは悪くなかったことは良かったし、スーパー牝馬になってきましたね」
◆ジョアン・モレイラ騎手(4着 ソウルラッシュ)「とても頑張ってくれました。残念ながら完璧な走りではありませんでしたし、スムーズに行かなかったのですが、とても強い馬で、非常に誇りに思います」
◆池江泰寿調教師(4着 ソウルラッシュ)「ゲートは五分に出ましたが、二の脚がつかず、想定より後ろのポジションになりました。ジョッキーは、4コーナーで他馬に5回くらいぶつけられて、バランスを崩しているあいだにナミュールに先に行かれてしまった、と言ってました。勝った馬は強かったけど、あれがなければ2着はあったかもしれませんね」
◆中内田充正調教師(7着 セリフォス)「馬は頑張って走ってくれてますが、芝が合わなかったのか、前との差がつまらなかった。最後もスペースはあったんです。芝が合わなかったとしか、考えにくいです」
◆クリスチャン・デムーロ騎手(11着 ディヴィーナ)「ディヴィーナにとってはタフなレースになってしまいました」
◆友道康夫調教師(11着 ディヴィーナ)「無事に走ってくれて満足しています。現地でも落ち着いていましたし、この血統らしく海外遠征はあってますね」
◆北村友一騎手(12着 ダノンザキッド)「リズムよく3、4コーナーを回れて、直線、手前のを替えてからもうひと伸びと思ったのですが、タフな馬場で前に壁も作れず、伸び切れませんでした。安田先生も最後(来年定年)ですし、結果を出したかったのですけど、残念です。騎乗依頼をいただけて、何より感謝しています」
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