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よく見れば なずな花咲く 垣根かな
松尾芭蕉が43歳の時に深川の庵で詠んだ句で「普段は気にも留めない垣根の根元によく見るとナズナの花が目立たずひっそりと咲いている」という意味だ。
私の出身高校は中学時代の恩師・S先生と一緒で千葉県の私立高校。今は共学で人気もある高校だが私が通った頃はまだ男子校で、楽しい思い出は殆どない(笑)。ないのだが、なぜかこの句をよく覚えている。それは高校の建学の精神がこの句を引用しているからで「よく見れば精神」という言葉を、生徒集会やら何やらで散々聞かされた記憶がある。
その“よく見れば精神”ではないが、パッと見冴えないが良く見ると美しい、というものがこの世には沢山ある。そのうちの一つ「ウバタマムシ」という昆虫を校舎の入り口で見つけた。
一見、ゴキブリにしか見えない昆虫だが「タマムシ」という文言が名称に入っている様にこの昆虫はタマムシの仲間でれっきとした甲虫。松の枯れ木に潜みほとんど目立たないので人に捕まることは滅多にないが、全身艶やかなメタリックブラウンの身体は、陽の光にあててよく見ると深い紫色やピンク色、そして金色が混ざった綺麗な色をしている。そして何よりこの昆虫、絶滅危惧種で私自身50余年の人生の中で2回しか生きた個体を見たことが無い。
近くの森から飛んできたのだろうか。一晩鑑賞したら松の朽ち木のある森に放してやるつもりだが、見れば見るほど美しくため息が出る。ライン友だちの何人かに写真を送ったが、大抵は「うわっ!ゴキブリ」とか「キモっ!」という反応で悪友のI田氏など「これが何という昆虫か分かるか?」と聞いたら興味の欠片もないと言わんばかりに「さぁ?」の一言で終わってしまった(笑)。
さて、よく見れば美しくはないが「結構強い」という馬が競馬界には存在する。そして「よく見れば馬」を推す格言も存在し、今週末メイン競走・目黒記念に出走するとなれば狙わない手はない。今週の格言を紹介しよう。
曰く「目黒記念は善戦止まり続きの馬を狙え」。
目黒記念の舞台は府中競馬場の芝2500m。国内重賞競走の舞台としてこの条件は同レースとアルゼンチン共和国杯の2鞍しかなく、ステイヤーとしての資質を問われると同時に、この条件そのものに対する高い適性が求められる。過去の勝ち馬を辿ると芝の2400mや2200m、3000mと言った近似する条件で勝ちきれなかった馬がここで快勝したケースは非常に多く、まさに“よく見れば”強い馬が結果を出す舞台と言える。
プラダリアは最強と呼び声高い現4歳世代の菊花賞7着馬。ダービーも5着と善戦し、前々走は日経新春杯を、前走は京都記念をそれぞれ3着した。青葉賞を勝ったこの馬の適性はもしかしたら芝の2500mにあるのかもしれない。
「この馬、よく見れば強いな…」そんな競馬オヤジのつぶやきも、ここを勝てば聞かれなくなるだろう。頑張れ!プラダリア。名馬への仲間入りの扉が、今君の目の前にある。
(文:のら~り)
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