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第75回菊花賞(26日、京都11R、GI、3歳オープン国際(指)、セン馬不可、馬齢、芝・外3000メートル、1着本賞金1億1200万円 =出走18頭)まさかの失速にスタンドから悲鳴が上がった。1番人気に推されたダービー馬ワンアンドオンリーは9着に沈んだ。
「きょうは流れが読めなかった。外枠で前に壁が作れなかったけど、これが競馬。仕方ない」
横山典騎手が悔しさをかみ殺すように振り返った。
〔7〕枠(15)番からのスタートで、道中は馬群の外を追走。どこまでも馬群がばらけず、内に入れなかった。4コーナーで懸命に馬を追い出すが、ダービーのような反応は見られず、流れ込むようにフィニッシュ。「力んでいたといっても、ダービーの時と同じぐらい。負けるべくして負けてしまったかな」と、ノリは肩を落とした。
橋口調教師も思わぬ大敗にショックを隠しきれない。「枠順やな。前に壁を作れないまま、ずっと外を回らされてしまった。距離のロスは相当あったやろ」と、運のなさを嘆いた。
今後については「白紙やな」と、すべてが未定になったが、イスラボニータとの死闘を制したダービー馬は、必ず復活するはずだ。 (柴田章利)
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