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有馬記念の追い切りが18日、滋賀県の栗東トレセンで行われた。今秋、スランプに陥っている昨年の覇者ゴールドシップは深めのブリンカーを装着して、CWコースで3頭併せ。闘志を再生するためのリハーサルで、鋭く伸びて先着した。陣営の工夫が実戦で実を結ぶか。連覇となれば2002&03年シンボリクリスエス以来、史上5頭目の偉業達成だ。
闘魂再生リハーサルとでもいうべきか。降りしきる冷たい雨を切り裂いて、ゴールドシップが躍動する。これまででもっとも深いブリンカーに加え、レース当週としては初めてのCWコース3頭併せ。芦毛の怪物復活へ、陣営は可能な限りの手を尽くしてきた。
「動きはよかったと思う。先週(11日)より馬が楽しそうに走っていた。能力は高い馬なので、あとはレースで乗るまでの間、楽しみにしながら過ごします」
2週続けて手綱を取ったムーア騎手が、珍しくニッコリと笑った。普段はポーカーフェースで寡黙な男が残した言葉は、これだけ。それでも笑顔が、満足のいく仕上がりを物語っていた。
ワールドダンス(2歳500万下)、アドマイヤランディ(2歳新馬)を3馬身ほど追いかけてスタート。徐々に加速して、4コーナー手前で間に割って入る。直線で3頭併せになったのは、ほんの一瞬。外のワールドを早々に振り切ると、続いてアドマイヤも楽々と2馬身半突き放してフィニッシュ。6ハロン81秒2、ラスト1ハロン12秒1と時計も文句なしだった。
須貝調教師は「わざと(併走馬2頭で)壁を作って、割ってこさせる調教をした。抜け出してからどうなるかを見たかったが、満足できる動きだった。ムーアも“笑って”いたしね」と、闘志をかきたてるスパーリングに満足げな表情を浮かべる。
今秋は京都大賞典で5着、前走のジャパンCも15着と大敗。精神面の問題とみた指揮官は、復活へ向けて手を打った。1つは主戦の内田騎手からムーア騎手へのスイッチ。もう1つはブリンカーの装着だ。視界の広さや角度を変えて2週前、1週前追い切りで試して、気持ちの変化をチェック。この日は今までで一番深く、目が半分ほど隠れるもの。後ろの視界を完全にさえぎることで、気持ちを前に向けるのが目的だ。
「周りを気にするタイプだから、集中力を増すために深いものにした。これはジョッキーと僕の総意」と説明し、続けて「抜け出してからフワフワしていなかった。これでいこうと思う」と、レースでも装着する方針を明らかにした。
引退レースのオルフェーヴルとは、最初で最後の対決。「能力のない馬じゃないし、楽しみな一戦。きょうのような走りをレースでしてくれたら、結果はついてくると思うよ」と須貝師は自信ありげだ。日本最強馬相手に復活を遂げ、世代交代を高らかに告げる。 (渡部陽之助)
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