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【CBC賞】マジン降臨!連覇へ51秒5

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【CBC賞】マジン降臨!連覇へ51秒5

 サマースプリントシリーズの第2戦・CBC賞(30日、中京、GIII、芝1200メートル)の追い切りが26日、東西トレセンで実施された。栗東では、連覇を目指すマジンプロスパーが坂路で力強い走りを見せ、万全の態勢。サドンストームは、坂路でこの日唯一のラスト1ハロン11秒台をマークした。高松宮記念3着のハクサンムーンも俊敏な動きを披露し、順調そのものだ。

 降りしきる雨のなか、マジンプロスパーが連覇に向けて力強い走りで登坂。GIIマイラーズC6着以来、2カ月半ぶりの実戦となるが、中尾調教師は仕上がりに太鼓判を押す。

 「おしまいまでしっかりとやるように指示した。動きはよかった。これだけ時計が出ているのだから、状態に関しては大丈夫だよ」

 坂路で単走追い。パワフルなフットワークを維持したままフィニッシュし、4ハロン51秒5(ラスト1ハロン12秒7)と好時計をマークした。

 宝来調教助手は「テンから走る気持ちを出していた。この感じは最近はなかったもの。体つきは引き締まっているし、イレ込む様子もない。本当に気配がいい」と自信に満ちた表情だ。

 前走のマイラーズC(京都・芝1600メートル)は、ベストよりも少し距離が長かった分、ラストで息切れしたが、勝ち馬とはわずか0秒3差。中京の芝1200メートルが舞台だった2走前のGI高松宮記念(6着)は、直線で馬場の悪い最内を通ったことが響いた。

 指揮官は「高松宮記念で先着(3着)されたハクサンムーンがいるし、58キロも背負うから」と控えめに語りつつ「昨年勝っているから、条件的には問題ない。馬の状態もいいし、力もある」と好勝負を期待する。

 今回の結果次第では、サマースプリントシリーズに本格参戦する構え。重賞2勝の実績に加え、これまでしのぎを削ってきたメンバーを考えれば、能力上位は明らか。58キロのトップハンデをはね返す。 (宇恵英志)

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