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【皐月賞】サトノダイヤモンド一番まぶしい!

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【皐月賞】サトノダイヤモンド一番まぶしい!

 皐月賞の追い切りが13日、東西トレセンで行われた。栗東では、無傷の3連勝できさらぎ賞を制したサトノダイヤモンドが、CWコースでシャープな伸び脚を披露。余力十分に併走馬に2馬身先着し、サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得した。美浦では、ロードクエストがWコースで『S』評価の動きを見せた。

 搭載するエンジンの性能を、直線だけで証明した。無傷の3連勝で、きさらぎ賞を制したサトノダイヤモンドが、CWコースで2馬身先着の抜群デモ。馬なりで一級品の切れ味を披露した。

 「グッドコンディション。反応がとてもよかった。今までで一番いいです」。騎乗したルメール騎手が、満足げな表情を浮かべた。

 僚馬エアカミュゼ(1600万下)を3馬身追走する形でスタート。伸びのあるフットワークで、スムーズにコーナーを回っていく。直線は内から並びかけ、鞍上が合図を送ると一気にギアチェンジ。ラスト1ハロン11秒7とシャープに伸びて、楽々と抜け出した。馬なりにもかかわらず、全体時計の6ハロン82秒9は、一杯に追われた先週と同じタイム。2月以来の実戦になるが、仕上がりは万全だ。

 「中間は特に変わっていないけど、もともとがいい馬。変わらなくてもいいでしょう」と池江調教師はうなずいた。

 デビューから3戦続けて、メンバー最速の末脚を繰り出して快勝。強さの源は精神面にある。担当の中澤助手は「普段も自分から暴れるようなことがない。優等生タイプですね」と証言。メンタルがしっかりしており、掛かる心配がない。どんな流れでも対応できる自在性も、小回りの中山芝2000メートルでは大きな武器になる。

 “3強”対決に注目が集まる一戦。主戦ジョッキーは、自身が弥生賞まで手綱を取ったマカヒキを「一番のライバル」と警戒しつつも、パートナーに信頼を寄せる。

 「ダイヤモンドは、どこからでも行ける馬なので、マカヒキより前の位置で乗りたい。今年の3歳はレベルが高いけど、自信はある」と力を込める。

 相手にとって不足はない。クラシック3冠の初戦で、サトノダイヤモンドが最高の輝きを放つつもりだ。 (鈴木康之)

皐月賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

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