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9日の中山11Rポルックスステークス(4歳上オープン、ダート1800メートル)は、武士沢友治騎手騎乗の12番人気サンマルデューク(牡7歳、美浦・小島太厩舎)が後方からの鮮やかな追い込みを決めて、師走Sに続くオープン2連勝を飾った。タイムは1分52秒5(良)。
内から1番人気のパワーポケットが先手を取り、ショウナンアポロンは2番手で折り合って追走。その後ろにライドオンウインド、ソロルなどが続いた。しかし、流れが落ち着いた向こう正面でヴァンヌーヴォーが一気にまくって先頭を奪うと、イースターパレードも進出。激しい流れとなる。4コーナーでは外からバンズームも手応え良く好位に並びかけて、直線へ。バンズームが抜け出したところにヒラボクマジックもじわじわと迫るが、道中後方にいたサンマルデュークが前走と同じように豪快な末脚を発揮。斤量が5キロも増えたことを感じさせない鮮やかな追い込みを決めて、堂々のオープン2連勝を飾った。2馬身差の2着は4番人気のバンズーム。さらにクビ差の3着には10番人気のヒラボクマジックが入っている。
サンマルデュークは、父ロージズインメイ、母キミホウセキ、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は36戦7勝となった。
武士沢騎手は「ペースうんぬんにこだわらずにこの馬の競馬に徹して、しまいを生かす形で。馬格があって斤量泣きすることはないと思っていましたが、それにしても前走同様にいい脚を使ってくれましたね。明け7歳ですが、晩成型で馬は充実してくれているし、強い競馬でした」と立て続けの波乱演出に胸を張っていた。
★9日中山11R「ポルックスステークス」の着順&払戻金はこちら
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