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【オークス】マルセリーナ2冠!絶好枠から

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【オークス】マルセリーナ2冠!絶好枠から

 牝馬クラシック2冠目のオークス(東京競馬場、GI、芝2400メートル)があす22日に迫った。牝馬3冠レースで現在、4連続的中のサンケイスポーツ・加藤隆宏記者は、桜花賞馬の〔5〕枠(9)番マルセリーナに◎。「すごかった桜花賞から、さらに進化。臨戦態勢も万全」と全幅の信頼を寄せる。一昨年のブエナビスタ、昨年のアパパネに次ぎ、3年連続となる2冠牝馬の誕生を信じる“牝馬のカトちゃん”が、牝馬3冠レース5連勝を決める。オークスはきょう21日に前日発売が行われる。

 輝きを放つ桜花賞馬への信頼は揺るがない。◎マルセリーナが3歳牝馬最強を証明する。

 桜花賞はエルフィンS(1着)から2カ月ぶりの実戦で、スタート後に行き場をなくして後方へ。いったんリズムを崩し、陣営のイメージとは異なり苦しいレース運びになったが、直線でわずかに開いた馬群を一気に突き抜けた。抜け出す時の脚はケタ違い。父ディープインパクトの姿がだぶったといっても過言ではなかった。

 外々を走るコースロスがあったホエールキャプチャ(2着)も強い競馬をしたのだが、ひいき目なしに見てもマルセリーナのすごさが、やはり一枚上。キャリアを積むにつれての進化ぶりも目を見張る。同じ松田博資厩舎所属の2歳女王で、骨折休養中のレーヴディソール阪神JFなど4戦全勝)の代役は卒業。この世代をリードする堂々たる主役に躍り出た。

 前走のダメージは軽く、この中間の乗り込みは順調。暖かくなって新陳代謝が活発になったため、馬体の張りやツヤは桜花賞当時をはるかに上回る。最終の追い切りの動きは文句なし。臨戦態勢は万全だ。

 09年ブエナビスタ、10年アパパネとも春の2冠を達成。オークス桜花賞上位組が好結果を残している。血統や気性面で心配のないマルセリーナにとって、距離延長や東京競馬場への長距離輸送は大きなマイナスポイントとはならない。日曜日は雨予報(金曜の時点では降水確率60%の予報)だが、東京競馬場の芝コースはコンディションが良好。降っても雨量はそれほど多くない見込みで、馬場には大きな影響はないだろう。マルセリーナの瞬発力が存分に生きる舞台設定だ。3年連続で史上13頭目となる2冠牝馬が誕生。新たな女傑伝説が幕を開ける。

 馬単は(9)(12)が勝負馬券で(9)(1)、(9)(3)、(9)(4)、(9)(16)、(9)(18)。3連単は(9)の1着固定18点を買う。(加藤隆宏)

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