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中央競馬の一年の総決算となる有馬記念が24日、中山競馬場で行われ、武豊(54)=栗東・フリー=騎乗の2番人気ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)が鮮やかなロングスパートを決めて快勝した。鞍上は10月末の右太もも負傷から復帰後の初勝利を大一番で飾り、クリスマスイブのグランプリを3連勝。有馬記念4勝目は歴代最多タイとなった。
寒風吹く中山に詰めかけた5万人超の大観衆から、熱い〝ユタカコール〟が巻き起こる。これぞスーパースターだ。右足の負傷から1週前に復帰したばかりの武豊騎手が鮮やかな復活V。レジェンドは、場内インタビューで声を張り上げた。
「ドウデュースも、私も、帰ってきました!」
鞍上にとっては81度目のJRA・GⅠ勝利。しかし、引き揚げてくる際に、右手を何度も強く握って喜びをかみしめる姿には特別感が漂った。
「本当にいろんな思いがあって、レースに臨んだので、とても大きい1勝ですね。忘れられないレースです」
ドウデュースと臨むはずだった天皇賞・秋当日に、他の騎乗馬に足を蹴られて負傷。右太もも筋挫傷と診断され、その日どころか、1カ月後のジャパンCでも騎乗できなかった。回復が遅れて右膝が思うように曲がらず、「大丈夫かな…と弱気になった時期も正直、あった」と振り返る。
復活への原動力となったのは、「頼もしいパートナーですし、支えになる」と語る日本ダービー馬の存在だ。栄光だけでなく、昨年の凱旋門賞19着、今年のドバイターフでの出走取消と悔しさも一緒に味わってきた。「この馬はこんなものじゃない」。相棒とともにグランプリで完全復活を果たすべく、懸命にリハビリに取り組んだ。
16日に実戦復帰を果たし、「すごくいい状態できっちり間に合った」と体調を万全に整えたうえで、この日の騎乗は有馬ひと鞍に絞った。
「ラストの脚はいいものを持っているので、そこに懸けていました」
スタートをゆっくり出し、行きたがるパートナーを後方で我慢させた。勝負が大きく動いたのは、2周目の3コーナー過ぎ。大外を回って一気にスパートした。「残り700メートルくらいから末脚を生かそうと。進出を開始したときの反応は、しびれるような手応えでしたね」。直線に入っても伸び脚は衰えず、先頭でゴールに飛び込んだ。
復帰後の初勝利を大一番で飾り、クリスマスイブの有馬は2006年ディープインパクト、17年キタサンブラックに続く3連勝。最後は「メリークリスマス!」と笑顔で締めくくった。
来年はドウデュースと凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)への再挑戦を視野に入れる。「来年もう一回行こう、フランス行こう」。相棒に優しく語りかけた千両役者は、大きな夢へ歩き続ける。(板津雄志)
★最年少&最年長有馬V
武豊騎手は今回の有馬記念を54歳9カ月10日で勝利し、1986年にダイナガリバーで勝った増沢末夫元騎手の49歳2カ月2日の有馬最年長勝利記録を更新した。なお、武豊騎手は1990年オグリキャップでの有馬最年少勝利記録(21歳9カ月9日)も持っている。有馬記念は他に2006年ディープインパクト、17年キタサンブラックでも制しており、通算4勝は池添謙一騎手(44)=栗東・フリー=とと並ぶ歴代最多。
★福永調教師も絶賛
今年2月に騎手を引退した福永祐一技術調教師(47)=栗東=がこの日、フジテレビ系『みんなのKEIBA』にスペシャルゲストとして出演。劇的なVを飾った武豊騎手に対し、「仕掛けのタイミングが抜群でした。きょうはこれ(ひと鞍)だけでしょう? 千両役者の本領発揮ですね」と最大限の賛辞を送った。
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