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有馬記念の追い切りが20日、東西トレセンで行われた。昨年の日本ダービー馬ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)は、栗東のDPコースで併せ馬。遅れはしたが、鋭い伸びを披露して好仕上がりをうかがわせた。1週前に手綱を取った武豊騎手(54)=栗東・フリー=も相棒の進化に手応え十分。2月の京都記念以来3戦ぶりに復活したコンビで、2023年のフィナーレを飾る。
冷たい風が吹きつけはしたが、気持ちよく晴れた栗東トレセン。ドウデュースも気持ちよさそうにDPコースを駆け抜けた。この日は騎乗しなかったが、1週前追い切りに騎乗した主戦の武豊騎手も、コンビ再結成へ熱い思いを口にした。
「先週、(自身がレースに)復帰できた。僕も〝ひと叩き〟して、いいと思う」と報道陣を笑わせると「(昨年の)凱旋門賞(19着)やドバイターフで、ともに苦しい思いをしてきた。今回、それをすべて晴らせたら」と口元を引き締めた。
アドマイヤソラ(1勝)を追走してスタート。行きたがることもなく、リラックスして進む。ジワジワとペースを上げて直線へ。最後まで馬なりながら、ラスト1ハロンは11秒2と鋭く伸びた。クビ差遅れたために調教評価は『A』となったが、6ハロン80秒6も上々のタイムだ。友道調教師は「しまいは先行した馬に併せる程度。使いつつ良くなる馬なので、秋3戦目で一番いい状態で出せると思います」と太鼓判を押した。
今年は2月の京都記念を快勝してドバイへ遠征するも、左前肢を跛行(はこう=歩き方に異常があること)して出走できず。復帰戦、天皇賞・秋はレース当日に武豊騎手が右足を負傷。乗り替わりとなり、続くジャパンCでも乗れなかった。鞍上は「テレビを見て応援していました。一緒に日本ダービーを勝つことができて(心の)支えになった馬。有馬記念は何とか乗りたい」とリハビリに励み、先週16日の中山競馬でレースに復帰。「競馬に乗って〝やっぱりいいな〟と思いました」と笑顔を見せる。
13日の1週前追い切りに騎乗して、天皇賞・秋の1週前以来、久々に感触を確かめた。相棒は4歳秋にして、進化していた。「直線に向いて、左手前をすぐ出してくれるようになった。以前は右手前ばかり出して左手前を出したがらなかったけど、今はそれがない。右回りの中山を考えると、いいですね」。右回りコースではコーナーを主に右手前で走るため、直線で左手前に替えなければ疲れてしまう。右回りも【3・1・1・2】と結果は出しているが、手前をスムーズに替えられるようになったことで、より力を発揮できるはずだ。
「右回り、小回りは苦手というわけではないので、それほど気にしなくていいと思います。距離もダービーを勝っているので大丈夫だと思う」
有馬記念は過去3勝。うち2度がクリスマスイブ決戦で、2006年ディープインパクト、17年キタサンブラックで勝った。暮れのグランプリで、ドウデュースとともに完全復活する。(長田良三)
■友道調教師TALK
--近2戦を振り返って
「天皇賞・秋は休み明けで、力んで走っていた。戸崎ジョッキーも突然で初めてだったし、人馬の呼吸が合っていなかった感じでした。ジャパンCは折り合いもついて、うまく乗ってくれたと思います」
--今回は中山芝2500メートルが舞台
「小回りが一番のポイントになると思いますが、武豊騎手はわかっているので、任せるだけです」
--シャフリヤール、ドウデュース、タスティエーラと3世代の日本ダービー馬が激突する
「最強馬のイクイノックスと一緒に戦ってきた世代ですからね。何とか貫禄を示したい」
--意気込みを
「ようやく武豊騎手と出走できるので、楽しみにしています」
◆エイトTMの目 角馬場で入念にウオーミングアップした後、僚馬のアドマイヤソラとポリトラックコースへ。序盤は相手を1秒ほど追走する形から徐々に間合いを詰めていき、僚馬がスピードアップすればすぐさま対応できる追従力を確かめるメニュー。ラスト3ハロンで内へピタリと馬体を併せていき、ゴール前では惜しくもわずかながら遅れた。ホームストレッチではシャープかつ重心の低いフットワークを見せていて、遅れはペースを握っていた僚馬に有利に働いただけで心配は皆無だろう。元のパートナー・武豊騎手に戻り、復活ののろしを上げる舞台になるかもしれない。(競馬エイト・柳崇士TM)
■手前(てまえ) 馬の走り方のことで、右前脚よりも左前脚を前に出す「左手前」とその逆の「右手前」がある。右回りのコースは右手前、左回りは左手前で走らないとコーナーを回る際、遠心力で外側にふくれてしまう。手前を替えることは調教で教えるが、馬によって上手、下手がある。
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