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関東の舞台は東京から中山に移り、土曜メインにステイヤーズS(12月2日、GⅡ、芝3600メートル)が行われる。平地重賞最長距離を誇るマラソンレースで、究極のスタミナ勝負が繰り広げられる。
テーオーロイヤル(栗東・岡田稲男厩舎、牡5歳)は、ダイヤモンドS1着、天皇賞・春3着の実績が示すように、持久力比べにめっぽう強い。アルゼンチン共和国杯は10着に敗れたが、骨折により11カ月ぶりの実戦だったことや、58・5キロの斤量が影響した形。今回は巻き返しに期待がかかる。
格上挑戦となる3歳馬キングズレイン(美浦・手塚貴久厩舎、牡)は、前走セントライト記念5着。追走に苦しみ最後方からの競馬となったが、最後まで脚を伸ばして前に迫った。レースぶりや血統から、距離延長はプラスに出そう。2010年コスモヘレノス以来の3歳馬Vを狙う。
マイネルウィルトス(栗東・宮徹厩舎、牡7歳)は重賞で2着が4回のシルバーコレクター。前走アルゼンチン共和国杯では、残り400メートルで早々と先頭に躍り出たが、内から勝ち馬の強襲を許した。7歳を迎えても衰えの感はなく、ここで悲願の重賞タイトルを手に入れたい。
京都3000メートルで行われた古都Sを快勝したワープスピード(美浦・高木登厩舎、牡4歳)は、半姉ディヴァインラヴが菊花賞で3着に奮闘しており、長距離レースを得意とするファミリー出身だ。豊富なスタミナを武器に、重賞初挑戦でもマークしたい。
2年前の2着馬アイアンバローズ(栗東・上村洋行厩舎、牡6歳)や今年のダイヤモンドS(3着)で長丁場への適性を示したシルブロン(美浦・稲垣幸雄厩舎、牡5歳)も上位争いに加わる。アイドルホースのメロディーレーン(栗東・森田直行厩舎、牝7歳)も、昨年5着時の菅原明騎手とのコンビ復活で侮れない存在だ。
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