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中央競馬ニュース
１０月１５日の東京９Ｒで行われた「第２５回東京ハイジャンプ」（３歳以上障害オープン、Ｊ・ＧⅡ、芝３１１０メートル、別定、１２頭立て、１着賞金＝４１００万円）は、石神深一騎手とコンビを組んだ８番人気のマイネルグロン（牡５歳、美浦・青木孝文厩舎）が好位のイン追走から直線で抜け出し、３連勝で重賞初Ｖを飾った。タイムは３分３２秒０（重）。
２馬身１／２差の２着は逃げたホッコーメヴィウス（４番人気）。２頭から７馬身離れた３着にはニューツーリズム（５番人気）が入った。
内から主張するヤマノグリッターズを制してホッコーメヴィウスがハナを切る。ヤマノグリッターズ、シャンボールナイトが続いた。レース中盤になるとマイネルグロンが好位のインに進出。外からニューツーリズムも位置を上げる。対照的に、ニシノデイジーはレース序盤で最後方に置かれ、ジューンベロシティも２周目３コーナー過ぎに最後方という意外な展開。直線では逃げるホッコーメヴィウスと追うマイネルグロンによる完全な一騎打ちになり、最後は手応えで上回ったマイネルグロンが差し切り、半年ぶりの実戦を克服して重賞初勝利を決めた。鞍上の石神深一騎手は自身が持つ最多記録を更新する障害重賞２４勝目。
東京ハイジャンプを勝ったマイネルグロンは、父ゴールドシップ、母マイネヌーヴェル、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、馬主は（株）サラブレッドクラブ・ラフィアン。通算成績は２０戦４勝（うち障害９戦４勝）。重賞は初勝利。東京ハイジャンプは青木孝文調教師が初勝利、石神深一騎手は２０１６、１７年オジュウチョウサンに次いで３勝目。
◆石神深一騎手(マイネルグロン １着)「ゲートを互角に出たし、枠も真ん中で内、外を見つつの競馬に。序盤でハミをかんだけど、ホッコー（メヴィウス）の後ろに入った際には折り合いもつきました。道悪馬場は上手と聞いていたし、大きなミスもなく飛んでくれましたからね。まだ馬が若く、今後も楽しみです」
◆平沢健騎手(ホッコーメヴィウス ２着)「馬場が湿っていたぶん前走の方が飛越にまとまりがありました。少しスタミナのロスはあったけど、勝ち馬も強かったですからね。ただ、自分のレースはできたし、頑張ってくれましたよ」
◆小野寺祐騎手(ニューツーリズム ３着)「初めての場所でナイーブな面を見せてゲートのタイミングが合わなかったけど、気合をつけるとリカバーできました。集中力を切らさないよう勝負にいく競馬をしたぶん甘くなったけど、しぶとく食らいついてくれました。道悪と東京は大丈夫ですね」
◆西谷誠騎手(ジューンベロシティ ４着)「発馬が決まり位置を取れたけど、向こう正面で囲まれる形に。ペースも遅かったぶん、外へ出したいときに出せませんでした。最後に外へ出してから一瞬は突き抜けそうな手応えだったんですがね…。また次へ向けて頑張りたいです」
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