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GI連載企画「俺のチェックポイント」、スプリンターズSの4日目は、大阪サンスポの山口大輝記者がサマースプリントシリーズ王者のジャスパークローネに注目した。同馬は28日、栗東坂路で最終追い切り。猛暑だった今夏に月1度のペースで使われてきたため、疲労が残っていないか、しっかりチェックした。
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酷暑も過ぎ、いよいよ馬肥ゆる秋。馬券で財布も肥ゆる秋にしたいところだ。栗東トレセンはいくらか過ごしやすい気候になった。取材の足取りもそのぶん、軽くなる。
この日、チェックしたかったのはサマースプリント王者だ。CBC賞、北九州記念と重賞連勝中のジャスパークローネが追い切った。過去、夏のスプリント王者がその勢いのままスプリンターズSを制したのは、2019年のタワーオブロンドンだけ。それだけ過酷な臨戦過程ということだろう。この馬も、疲れがないかを確認したかった。
団野大成騎手を背に朝一番の坂路に姿を現すと、小気味いいフットワークを披露。最後まで脚いろは衰えることなく、馬なりで4ハロン50秒1-11秒8の超抜時計をマークした。ラスト2ハロンを12秒0-11秒8でまとめたように、時計、動きからを見るとデキ落ちどころかむしろ本格化の気配すら感じる。
見た感じは◎。次に気になるのは当然、鞍上の手応えだ。「先週、軽かったぶん、しっかりと動かして、いい感じでした。(夏の疲れは)きょうのところは感じませんでしたね。前回もいいなと思っていましたが、いい状態をキープしています」と好感触。ならば、競馬でも再び快速を披露してくれるのではないか。
普段、調整役を務める日高大嗣調教助手の手応えも確認するため、森秀行厩舎へ。疲労について早速聞いてみると「普通ならそうなりそうですが、ないですね」と胸を張る。また、「見た目に筋肉質になってきています。ぜい肉が筋肉に変わったというか、手入れをしていて、触ってもいい筋肉だなと感じます」と成長ぶりを伝えてくれた。
CBC賞では本命にして、おいしい思いをさせてくれた馬。心情的に〝もう一度〟という気持ちもある。ただ、今回は同型馬が多数。枠の並びも非常に重要だ。もう少し考えてから結論を出したい。(山口大輝)
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